昨日まで団参で神奈川県横浜市鶴見の總持寺さまから、富士山を見ながら豊川稲荷経由の行程、二泊三日の旅のお手伝いをして来ました。
この旅もブログで紹介したいぐらい素晴らしい笑いあり涙ありの旅でしたが、それは後日に譲るとして結集の続きを。
私の長々とした挨拶が影響して、開会式が終わったのは大般若会が始まる時間になってました。((^_^;))
会奉行から法要の趣旨説明、補足説明等があり準備のための休憩に入りました。
会奉行は前智山青年連合会副会長にお願いしました、当日お配りした手鑑は会奉行が1人で作ったものです、有難うございました。
焦る心を抑えながら改良服から色衣に着替えます。
はやく法要を始めなければと思いながらも200人近くいる参加者は、予想を遥かに超え、移動に時間が掛ってしまいました。
押した時間は押したままで上堂の鐘が鳴り、法要が始まりました。
せっかくだからという事で導師と説草師の入堂の際には法螺貝が先頭に、という事が前日に決まり6人の法螺貝衆が徒歩練行と同じように先導役を勤めていただきました。
法螺貝を聞きながら今回の結集の肝入りである「大般若転讀会」が始まるんだと思うともうその時点でジーンとしていました。
法螺貝の音色(?というのでしょうか)というのは近くで聞いたことがある方は、なるほどと思って戴けると思いますがジーンと来ます。
音だけでもジーンと来るのにプラスして色々な思いが重なると二倍三倍とジーンとします。
感動的な入堂が終り、いよいよ法要となりました。
法要の導師は智山青年連合会長、説草師は智山青年連合会副会長にお願いしました。
忙しい中、導師様には慶讃文を説草師さまには長い説草の準備、大変有難うございました。
法要は説草師の三礼・如来唄に始まり、導師、慶讃文、説草師、発願、四弘誓願、諷経、で説草師の高声「第一巻」の楊題から職衆全員による転讀が始まりました。
私は前の方に座っていたのですが、巻数を読み上げる職衆の声がうねりをあげて後から後から押し寄せるといった感じでしょうか。
通常、大般若会の職衆は12名ですから、単純計算で15倍ですか。
震災・災害の被災地まで声が、そして大般若経を括る音が届けとばかりに壮大に法要を勤修出来たと思います。
大般若会の花形は何と言っても説草師です。
長い大般若説草を朗々と一人で読み上げていく普段は導師がつとめる大役ですが今回は導師と分けて行うことにさせてもらいました。
青年会の中でも智青連副会長は事相に長けた方なので難なくこなせるはずだと思ってお願いをしました。
結集が終った最後にご本人が言ってましたが、「受けた時は簡単にハイと言って直前まで全然普段と変わらなかったが、上堂の際にあの人の数を見て(一般の方を入れると200人以上の人が会場には入っていました)緊張がグッと高まってしまった」、と。
確かに開会式の時に、私もあの人の多さの前に、手が汗でびっしょりになりながら挨拶をしましたが、正直緊張しないですることなど出来ないのではないでしょうか。
緊張の中でも大般若説草を朗々と堂々と唱え、無事に説草は終わりました。
続いて神明法楽では豊山派から6人の太鼓師に出てもらい、勇壮な太鼓で締め括りをしました。
法楽も200人近い人達がお経を唱えるという事で堂内に響いて素晴らしい法楽でした。
あ、因みに経頭は不肖私が勤めておりました。<m(__)m>(代打ですが…)
希望の灯りを献灯し、法螺貝、説草、職衆の声、太鼓、色々な音は心の中に入って来ました。
皆さんの心の中で希望の灯りを灯し続けて、心の中で音を響かせ続けていただけるなら幸いです。
手前味噌かもしれませんが、本当に素晴らしい法要になったと思います。
有難うございました。
講演以降はまた後日アップします。
来週も出掛けなければならないので早めを心がけます。