今回の結集新潟大会のテーマは「自然~生かされているいのち~」です。


結集は各大会テーマを決め、そのテーマをもとに講演、法要、徒歩練行などの内容が決まります。

ディベートをしたり登拝修行をした結集もありました。


経験された方はそうだなあと思っていただけると思いますが、結集を進める中でまず難渋するのがテーマ決めです。

喧々諤々色々な議論をしても中々決まらないものです。


新潟大会の実行委員会でもよしそれじゃあこれでこれで行こう!というテーマが決まらず苦労しました。


私の思いをA41枚にまとめて出したり、結集実行委員経験者の体験を聞いたりしながらこれはどうかというテーマが色々出ましたが、なかなか決まりません。


そもそも新潟で結集を行おうと決め、大会の準備を始めたのは3.11の震災が起こって間もないころでした。


正直話し、本当に結集の準備を始めてしていいのか?そんな事するよりもっとやることあるのでは?という逡巡もありましたし、実際やめた方がいいのではという声もありました。


結集経験の無い私には自分一人で判断出来るはずもなく、青年会の本部(智山青年連合会の当時の会長)と協議を重ねる中で、今年北海道で行う智山派結集も中止しないでやりますよ、今だから出来る結集があるはずだからやりましょうと言われ、ならば進めようということで迷いが消え、準備を進める事にしました


そこが新潟結集のスタートです。


3.11の震災以降、大震災はもとより日本国内では自然の力の凄まじさを感じずにはいられない日々が続きました。


夏には新潟・福島豪雨で水力発電所が破壊され、新潟をはじめとする東北電力管内は昨年の夏電力不足となりました。

秋には台風の上陸により熊野大社などが被害を受けました。

冬は連日の豪雪、地滑りで家が潰されてしまうという被害もありました。


私たちは自然の中で生かされているということをこれほど実感させられた年もなかったのではないでしょうか。


新潟は山あり、田んぼあり、川あり、海ありで自然豊かな地であります。


色々会議で議論しましたが、決まったのは今書いてきた事そのまま。


自然豊かな新潟の地で自然について改めて考えてみようという事で、


「自然 ~生かされているいのち~」に決まりました。


新潟へ来て自然について考えてみませんか?


自然の力は凄まじいものがありますが、一方で自然は我々に大いなる恵みをもたらしてくれます。

自然の恵みに関しても実感していただけるように準備を進めていますのでどうぞご期待下さい。