マエソンヨツバコーヒーの勝手口からこんにちは -2ページ目

お笑い芸人界の官僚化

最近あまり見なくなりましたが、僕はお笑いが好きで、よくネタ番組等チェックします。
しかしお笑い番組を見て気になることがあります。



ピースや平成ノブシコブシといった30歳を超えた芸歴12年目前後の人たちが「若手芸人」と紹介されていることです。
今や会社でも30歳を超えた社員を若手とはあまり呼ばないと思います。ベンチャー企業ではすでに中堅かベテラン、30過ぎて若手と呼ばれるのは、よほどの大企業か官僚くらいではないでしょうか?



なぜこのような現象が起こるのか?



それはお笑い芸人のステータスが上がりすぎてお笑い文化が飽和状態になっているからです。
昔はお笑い番組といえば、寄せの延長でしっかりネタで勝負できる芸人だけが出演できる現場だったと思います。
しかし時代は変化し、テレビの発展とともにお笑い文化は劇的に育ち、相当数の大衆に迎合しなくてはいけなくなりました。。するとお笑い芸人は、漫才や落語などをあまり見ない人々にも尊敬されなければいけなくなり、話術を磨かなければなかなかテレビで人気者になれなくなります。。

そうやってスターになっていたのが、明石家さんまさん、島田紳助さん、笑福亭鶴瓶さん、ダウンタウンなどのアドリブでもどんどんトークを展開できる天才達です(紳助さんやダウンタウンはデビュー当時はネタでも凄い評価をうけましたが)。


1975年~1985年くらいの短い期間にこんな天才が何組か生まれたのは、ほんとうに凄いことだと思いますが、1985年くらいから、天才達に憧れて芸人になる人の数が急激に増えました。
やはりその天才憧れもほとんどは天才のマネはできずに敗れ去っていきましたが、天才のマネはできないと自分のオリジナルを考え、なおかつお笑いの才能がある賢い人たちは成功しています。


しかし、その才能がある人たちでも、50歳を過ぎた天才の番組の盛り上げ役に終わってしまっている寂しい現状があります。30を過ぎた中堅芸人が「若手」と自らを名乗らなければいけないのは、盛り上げ役が「ベテラン」だと、単純にすわりがよくないのが一因していると思います。


残念ですがテレビの世界で、もはや中堅・若手芸人が、前述したトークの天才に勝つのは不可能だと思います。どれだけ努力しても、時代をつくった人のセンスはなかなか追いつくことができない絶対的なものです。でも明石家さんまさんや島田紳助さんが60歳になる頃は、もう2015年です。昨今テレビ番組(民放各社)の質・視聴率の低下を考えると、民放各社のテレビ番組がメディアの主役ではなくなる時代はすぐそこまできています。


例えばテレビを持っている人全員が100チャンネルくらいを自由に選択する時代になるとしたら、お笑い界は今後どうなるのでしょうか?お笑い界は衰退するのでしょうか?個人的な願望をいうと今みたいなおかしなヒエラルキーはなくなり、お笑い全体の活性化につながることを期待します!



ふ~~~~~~

今日、疲れてたな。



またお笑いについて書きたかったけど、

ブログは今度だな~~~~~

お笑いの変化

お笑いが好きなのでネタとかよく見ます(最近はあまり見なくなりましたが)。




特にM1グランプリが好きでした。お笑い好きからしたら、芸人が異常な緊張感を持ってネタを披露していることがスリリングでたまりません。


しかし、あんなに毎年楽しみで、爆笑をしていたM1グランプリですが、過去のビデオを見てもあまり笑えません。僕個人として今でも笑えるのはアンタッチャブルと笑い飯くらいです。


なぜだろう?


結果を知っているということもあるでしょうが、笑いもこの時代はテンポをいかしてこういうクオリティのネタがうけるとか、この時代は間をいかしてシュールな笑いがうけるとか、時代の変化によって受け入れられている芸人がその時の決勝の舞台に上がっているのだと思います(もちろん、それ相当の腕を持っていることが条件ですが)。そして、時代と同じく多様化していって、受ける笑いのサイクルが早くなって、少し以前のネタも笑えなくなってしまいました。



もちろん実力をつけて売れなければいけないのでしょうが、売れてもめまぐるしい笑いのサイクルに合わせる器用さももたなければいけない。芸人さんにとっては、相当厳しい世の中になっているのかもしれません。。