20190530 | ヨネダ設計舎のブログ

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出来事 日常 建築 

5月末のこと.

プロジェクト打合せに東京へ.

中学生のころ、新幹線に乗って修学旅行に行った頃から、相も変わらずいまだにミヤコに行くたびに少年のようにドキドキします.

背中にはpatagoniaのリュック、段ボールに梱包した大きな模型を持って、行きの近鉄と新幹線はなんとかクリアしたものの、地下鉄の超満員電車ではかなり肩身が狭く、、、なんとか模型を守って打合せの場所へ.

打合せまでに時間があったので、TOTO Gallery間 中山英之展へ.


素晴らしすぎて・・・.

色々感じるところがあって、不覚にも暗闇の中で泣いてしまいました.

建築の展示に映画を持ってくるこのセンス.

自身が手掛けた少ない実作品のその後の様子、建築の使われ方を映像化した展示.

and then : 5films of 5 architectures


その名も  CINE間.


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建築が本当に生きている.思考も思想も生きている.ここに住んでいる人が、時間が生きている.

本当に素晴らしい展示を拝見させてもらって、大きな刺激をいただきました.





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その後、向かった先でご提案させていただいたプレゼン.

PLAN、好感触で嬉しかったし、ホッとしました.

打合せと現調に時間をいただき、終電で帰れなくなったのでかねてから今度東京に行ったら、と目星をつけていた建築巡礼へ.



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武蔵野プレイス 2011年


町に開いた図書館、生涯学習施設からなる複合施設.

地上4階 地下3階建てRC造.


町に対して威圧的にならないように4階部分はセットバックされています.

武蔵境駅をおりてぼよんとやさしくむかえる佇まい.

同じ開口の反復、連続で各室がつながる.

素晴らしかった・・・。


公共建築というとハコモノ、ムダヅカイ、とバイアスがかかってしまう昨今、そればかりじゃないと思いっきり思わせてくれる施設.

22時までOPENしていて、老若男女、遅くまでたくさんの人が利用されていました.

きっと町の多くの人たちは、この建築を自分たちの財産だと思っていると思います.

岐阜のメディアコスモスに訪れたときもこんなことを思いました.


いつだったか町の表情や空気はお店たちがつくっている、という言葉を聞いて納得したことがあるけれど、まちの文化、生き生きとした人の精神の一部は、このようなまちの文化施設がつくっているともいえそうだ.

(これは僕の自宅の周り、個人的に好きだった場所、ヴィレバンも漫画喫茶もなくなっていって、さみしく思っていた時に出会った言葉でした)


僕たちもプロポーザルに積極的に参加して、こんな場所を地元につくりたい、と強く思いました.



その後カプセルホテル付漫画喫茶に宿泊.


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翌日、電車の前にもう一軒建築巡礼をしたあと、帰路につく.


新豊洲ランニングスタジアム.




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全天候型60mトラックを内包する木軸のチューブ.

ためしに、走ってみた.

耳の横 風の音が ビュンビュン 聴こえて気持ち良かった.