20190201夜 | ヨネダ設計舎のブログ

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20190201夕方

近鉄電車に乗って大阪まで.

竹原義二さんの大学退官最終講義に.

学生時代、竹原さんの自邸を誌面で見つけてから、憧れて憧れて憧れた人.

竹原さんは著書の中で

「師の教えの尊さ.でも大学やアトリエに行っていなくても、この人、と思う人を見つけ、独自で学んでいくことの大切さ」

というようなことを書かれていて、僕にとって竹原さんはまさにその人でした.


安藤忠雄さん、竹原義二さん、服部信康さん.


僕は大学で授業を受けたこともなく、アトリエ出自でもない道で歩いていますが、今回、学生さんたちと一緒にこの黒板授業を受けることができて、忘れられない時間をいただきました.

竹原さん、70歳、事務所を始めて40年、つくった作品は230.

まだまだこれから、夢を追いかけていくと熱く熱く.

部屋に入り切れないくらいのすごい人で、竹原さんの人望が溢れていて.

学生さんたちに、語り掛けるように、共に黒板の講評をしながら、愛に満ちた表情で.


自分で学ぶこと、学べること、調べること、(本を読むこと)すなわち自分と向き合うこと、

学問的な物事よりも、その事を教えられているんだと感じました.


学生さんが調べた一例 磯崎新のY邸 → ルドゥ につながる.
ひとつのことを掘り下げて学んでいくと自分が200年とも接続する.
学びは連鎖なんだと.
 
建築を学んでいくと宇宙につながるんだと、おっしゃって.


どんなことでも、追求していくと、一つの真理に向かっていく気がする.

最近自分なりにうっすら考えていたこととリンクした.
実は自分の内へ内への探求が実のところ宇宙につながっていくんじゃないか.

熊楠が紀伊で粘菌と向き合ったことが森羅につながるように.


嬉しいことに僕にも気付いてくださって話しかけてくださって。。。
勝手にお邪魔して、だけど、僕にとっても心の師の最終講義でした.


(教えてくださった きりん architectsの武保さん、ありがとうございました。)




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月初めのこの日. 朝から色んな事があってなんだか、気持ちが漲ってきて、

2006年、この地に来て学びはじめた僕の建築の道.

あの時、妻と長男と3人でのぼったスカイビルへ足が向く.


あの時高層ビルを眺めながら自分は何を思っていたんだろうと、おセンチなことを考えながら、

道はつながっているんだと、胸が熱くなる.



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あっちは高層群、

淀川のこちらは僕たちが住んでいたアパートがある方だ.



時間と道のつながり.



自分の時間があるかぎり、歩き続けたい、そう思えた月の始まりの日.






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2006









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