私感20170225 | ヨネダ設計舎のブログ

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出来事 日常 建築 


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カタチをつくること.

(それは建築だけにかぎらず)思った.

自分が”おもしろいと思うもの”と、”美しいと思うもの”もしくは、”心地よいと思うもの”は一致するのだろうか.

もちろんそれぞれは異なった概念であり、全てが相容れる要素ではない.

とはいえ、いままで無意識の上で、それらを混同していたけれど、結局のところ、それぞれの要素の意味を理解し、踏まえた上でないと ”魅力を感じるもの”は生まれないのではないだろうか、とはたと気付いた.

意識的でも、無意識的でも、幾層ものフィルターで濾したうえでこそあらわれる魅力、というもの.

何の分野でも、達人といわれる人たちは無意識的に自身の中でこれらの手続きがなされている.

特に建築設計は経験的産物といわれる.

日々の生活の中で感じたこと、気付いたこと、個々のプロジェクトの反省、またはよかった点など、技術的にも、知覚的にも、それらを自身に積層させ、自身のフィルターの層数を厚くしていくことがモノをつくることにとって、とても大切な事だと改めて思う.

意識的になって経験を積層させること.経験に気づくこと.