出張2日目。
最初期のDOCOMOMOJAPAN(建築史上保存されるべき重要な近代建築)に認定されている建物に会いに行ってきました。
八王子セミナーハウス 吉阪隆正 + U研究室 1965年竣工



スゴイ造形です。コンクリートの力強さ。肌の荒々しさ。
個人的に、僕はRC建造物は雨の日こそ映えると思っているので、この日、しとしとと降っていてよかったです。
雰囲気ありました。
ここは、首都圏の複数の大学が共同利用する研修・宿泊施設として建設されました。
ちなみに今も宿泊施設として、一般の方でも利用できます。
敷地内には、この本館以外にも魅力的な建物がたくさんあります。


中でも、いちばん気になったのは、この松下館↓。
傾斜地に建っている建物なので、建物が立体的に、潜ったり、のぼったり。。。(きちんと許可を得て見学しています。)
螺旋状の廊下でつながりながら立体的に各宿泊室が配置されています。
僕の稚拙な写真技術じゃこの建築の素晴らしさがお伝えできなくて残念です。








この、屋根に苔むした雰囲気。たまりません。

小さいユニット型の宿泊施設もあります。

すごい素材感と存在感。
町中の目立つ場所にいきなりこれを建てるのは、土地の性格上許されない場所もあるかもしれませんが、今回この場所を訪れて
建築は時間を経て、より生命力を宿す可能性がある事を確信しました。

(その生命感をフロッタージュしてきました。)
ヨネダ設計舎ホームページURL http://www.yonedasekkeisha.com
米田雅樹 三重県 建築設計事務所