2013年3月13日。ついに自宅のご神木であり、生きた大黒柱的存在のアオダモの木を植栽しました!!
英語のできない自分ですが、工事を終えて、植える→PLANT ではなく 突き刺す→THRUST という感想でしたので、この記念すべきブログの回のタイトルにしました。(誤使用のご指摘ご容赦下さい。英語全くできません・・・)
振り返ります。昨年の10月に執り行った地鎮祭の後、植物園の山に探しに行った時に出会ったアオダモ。

↑樹形は気に入りましたが、その後、ずっと引っかかっている感があり、再度ご対面。引っかかりの答えがわかりました。
木が建物に対してサイズが小さく(樹高5m)、バランスが悪い。サイズが小さく、幹も細いがために、建物にだいぶと負けてしまっている。
ので、納得できる木を再度、造園屋さんに探してもらいました。
その木はコチラ↓

チカラヅヨイ木!!樹形をみて、直感的に稲光を連想しました。
樹齢 約25年~30年 樹高7m のアオダモ。
この木を送ってもらったPC画像で見た時、一目ぼれしました。
その後、生でご対面し、勿論最終決定。
10月に決めたアオダモ君、ゴメンよ・・・。
そして、いよいよ植栽。

穴を掘ります。

掘ります。

造園屋さんの奥山さんと協力して掘ります。

完了。深さ1メートル超えの大きな穴。

なぜか穴の魅力にとりつかれました。

穴って、カッコイイ!!
もしかすると、穴は空間に対して、とてもオモシロイ変化を与える要素かもしれません。今回は埋めちゃいますけど。
レッカー到着。

アオダモを載せたトラックも到着。やっぱり大きいです。

今回は、地下支柱という、特殊なアイテムを使い、木を固定します。
通常、鳥居型の木で植栽を支えますが、木が自然に立っている感じを大切にしたいと思い、地下で木を支える(埋めてしまうと支えが見えません)地下支柱を採用しました。

いよいよ、アオダモが入ります。




まずクレーン車で内部に入れ、その後、樹形と枝ぶり、また、人間の動線と建築プランとの兼ね合いを見ながら木を回転させ、場所も微調整します。

↑調整中。

場所が決まり、造園屋さんに腐葉土や、水、栄養剤を混ぜてもらいながら土の埋め戻しをします。
優しい奥山さんが、しばらくアオダモがこの場所に慣れるまで、外部温度等から木を保護する為の麻布を巻いてくれました。

想定どおり、1階から木がニョキニョキ。木を変更して正解でした。

ダイニングからの視点。

無事植栽完了です。穴を掘った時、造園屋さんが、『大きな植木鉢やなぁ!』と言いましたが、僕はこの家自体が大きな植木鉢だと思っています。
この木を軸に、空間内に時間の変化を呼び込み、光と木漏れ日を宿した建築にしたいと思います。

3/27日。上棟します。