三重に帰る前に、金閣寺の近くに佇む日本建築史上重要なおうちに会いに行ってきました。
本野清吾邸(1924年竣工)DOCOMOMO登録NO3
コンクリート打放しの作風で神様はフランスのコルビジェ。
そのコルビジェよりも早くコンクリートの表現を実現した作品。
コンクリートは構造材として建築の裏側に隠蔽され、そのままむき出しにする事は考えられていなかった時代。
コンクリートの素材的魅力に気付き、時代の常識にとらわれずできた住宅。
今もどなたかお住まいになっているようで、庭の植物との共存感が素敵でした。
約90年間この地に佇む建築は、ここだけ時空が違っているかのような不思議な空気がありました。