今回は久しぶりに有害鳥獣対策について質問をいたしました。

 これは私が議員となる前に行ったある地域のタウンミーティングで、鹿やイノシシの被害や、区の捕獲柵に入ったそれらの有害鳥獣の処理がどれだけ大変かということを、市民の方に怒りをもって訴えられていた課題だったからです。

 ですので、猟師さんや様々な方々にお話をお聞きして、駆除に対しての報奨金の値上げや、駆除した有害鳥獣の焼却処理が必要と感じ、議員になって2回目の議会でその提案をかなり強い口調で求めたのです。

 それから、市長や担当部局は早速に動いてくれました。報奨金を値上げし、さらには、効果を上げるための専任班を組織して3年計画で強化した有害鳥獣対策に踏み出してくれたのです。


 それからはや2年が経ち、緊急対策として最終年度である3年目を迎えました。成果は上がるものの、有害鳥獣の増え方もすさまじく、大きな改善が見られたとは言えない現状の中で、期限が切れた後の対策はどうなるのか質問したのです。

有害鳥獣対策

 
 いただいた回答は現状としては満足のいくものでした。


 今年一年の成果と、有害鳥獣の状況などを総合的に判断して、今年中に今後の方針を決めるというものでした。明確に継続するというものではないものの、前向きに検討されるというニュアンスを感じました。

 この緊急対策を決定される際に、市長から「短期的には駆除で対応し、長期的には県が進める森林整備をもって対策とする。」と発言しておられました。この森林整備の進捗状況についても質問しました。生野にできる木質バイオマス発電所の稼働により間伐が進むのではないかという期待もありますが、なかなか有害鳥獣対策に効果が上がるまでには進まないのではないかとも思えます。
 それまでは、なんとか駆除の効果を上げてほしいと思います。

 この緊急対策を実施していただいている市長と担当部局、そして専任班の方々をはじめ、関係する皆様に感謝を申し上げたいと思います。