次のテーマが「人口の社会減対策です」。豊岡市は人口減少の危機に面していますが、豊岡市から出ていってしまう人が、転入して来る人より多い、人口の社会減にしっかりと手をつけなければなりません。



豊岡市民もですが、他の地域に住む方に蔓延しているのが、「豊岡市には魅力的な職場がない」という誤解です。私も経済人の端くれですので、様々な市内の企業をお尋ねしますが、とても素晴らしい企業がたくさんあり、従業員の皆さんも生き生きと働いていらっしゃいます。豊岡市には沢山の魅力ある職場があるのです。



今回の質問では、こういった豊岡市の職場を紹介するいくつかの事業について質問をしましたが、最も着目したのが「ジョブナビ豊岡」です。




ジョブサポ豊岡



上の写真のように、豊岡市が運営するインターネットの職業紹介システムです。



ところがこの内容に問題があるのです。



利用して求人情報を見ていただければおわかりになれるとおもうのですが、会社案内と簡単な職場の紹介のみで、職場の雰囲気が全く分かりません。最近の若者は給与と休日などの労働条件を求める塊もありますが、むしろどんな仕事をどのような雰囲気の職場でできるのかを重視することが多いように感じます。そういった人たちには全く興味を引くことができない内容なのです。最近の職業あっせんサイトと比べると圧倒的に見劣りします。



それから、検索の方法ですが、職種が「専門・技術」、「販売」、「サービス」と全く切り口が少なく、よくわからないものです。私が素晴らしいと思ったサイトでは「子どもとかかわる」、「デザイン・アートに携わる」、「手に職をつける」など、検索システムに職を探す人の側に立った切り口を持っています。



それから、登録企業数も圧倒的に少なすぎます。今年の8月現在でたったの87社です。大金を使ってつくったシステムですが、内容はまったく希薄なのです。



さらには、求職情報も全く更新されていません。このサイトでの求職している会社はたったの5社でした。本当かと思い、登録している会社がハローワークで求職していないかと調べてみたら、けっこうな数の求職をしている会社があることが解ります。これは大きな問題ではないでしょうか。



せっかく作ったシステムですし、U・I・Jターン希望者に豊岡市の職場を知らせる最大の武器であります。ジョブサポ豊岡の早期の改善を行うべきです!