少し前のことですが、私の所属している総務委員会にて管内行政視察をおこないました。今回は議員に新人議員も多いということで、市内各所の支所、消防本部の現状の視察になっております。
視察は豊岡市の広い管内を考慮して2日に分割されておこなわれました。まずは城崎町の視察です。
城崎の支所は城崎温泉のある湯島地区のエリアと低い山を隔てた北側の谷の桃島地区にあります。周りはお店も少なく静かな場所ですが、歩行者用トンネル超えるとすぐに温泉街に行きつけます。
支所の建物は比較的新しく、しっかりしたものですが、大きさはそれほど大きくない感じです。1階は市民課の受付、温泉課などの一般業務が行われています。
2階は城崎子育てセンターがあり、沢山のお子さんでにぎわっていました。
さらに反対側は図書館になっております。温泉に関する蔵書もあり、城崎らしいですね。結構な蔵書の数があります。
それから3階は城崎地区公民館に開放されています。
この後、他の支所でもそうですが、合併前の議会とか委員会室など各支所には広い場所があり、そこが公民館に解放されている例が多く、とても広い多目的ホールや会議室、本格的なお茶会ができる和室や調理室など施設は充実しております。
この後、城崎の支所長をはじめ、職員の方達から所管内の状況の説明を受けました。
主な感想は下記の通りです。
1.支所はほぼ完全に利活用されていて空き部屋などはほとんど
ない。
2.支所は10年前の台風23号の際、一階部分は数センチ冠水
している。桃島雨水ポンプ場の設置により改善されたと思わ
れる。
3.湯島地区と他の地域の地域差
4.もともと城崎町でない豊岡市港地区への住民サービスをどの
ように円滑に行うのか。支所と港地区とのコミュニケーションを
図るべき
5.港地区の消防団は平日の昼間が出動人員が少ない。城崎に
は装備の充実した消防団があるが、今の制度では救援が得ら
れない。港地区を豊岡消防団と城崎消防団の協議が成立すれ
ば、城崎消防団の出動範囲にするなどの措置を検討したい。
6.その他
城崎は豊岡市の観光を引っ張る大事な地区ですから、さらなる大交流の仕組みを情報発信と道路整備などのハードソフトの充実が図られるべきでしょう。
駅前の観光案内所の利用状況も見て取れました。今年導入されたミシュランの自転車も好評でよかった。
城崎小学校の隣接地に城崎消防分署が建設される予定です。以前は城崎温泉ロープウェイの近くにあり、老朽化していたうえ、湿気も大変だったようですし、大震災がきて万が一、温泉街の建物が倒壊して道路が通行できなくなった時に、緊急車両と署員自体が身動きできなくなる可能性を秘めていましたから、この場所に拠点がおかれることは、城崎の中心市街地以外の人にも、市街地以外の人たち、あるいは出動範囲である港地区の方々にとっても安心安全に寄与するはずです。
さて、次は竹野地区です。