三田市議会の憂鬱…!? | 三田市議会議員 前中敏弘オフィシャルブログ「赤ひげの七生報国、定点観測。」Powered by Amebaぬ

三田市議会の憂鬱…!?

ここ数日間で2人の同僚、良き友が議会を去った。1人は先般酒に酔って暴行で逮捕されたのだ…共産党の議員であったが、高校の先輩でもありその人柄かどことなく気が合い気楽に付き合って頂いた。柔和で温厚~誰もが抱く人の良さで人望もあった。

政策的には右と左、まさに水と油の関係でよく議論はしたが、まともな反応を返してくれる数少ない政局が分かる好敵手であった。


その彼が議会推薦の農業委員に私と共に選挙で選出されたのが3月…勿論共産党議員としては初めてのことであった。


謀らずも選出された農業委員会の懇親会での酒が彼の議員資格を奪う結果になろうとは皮肉なものだ!この会の帰りに暴力事件を起こしたのだ!?党内部の確執もあった様だか、馬鹿な奴だと謂っておこう。


2日後彼は議長宛に辞職願いを届けた。


もうお一人、此方は公明党の議員さん。悪性の肺癌を発病して丸2年、抗がん剤治療を受けながら闘病生活。なかなか気骨のあるナイスガイであった。彼も志半ばで帰らぬ人となってしまった。誠に悔しく残念で慚愧にたえない…!


両氏とも昭和25年生まれの60歳、三期目途中の中堅議員で働き盛りでのリタイアになってしまった。



三田市では7月24日に市長選が予定されており、同時に市議補選が執行されることになるが、欠員は1であったが、この度の出来事で欠員が3になり急遽議席獲得の為、既成政党、無所属合わせ5、6人が立候補を表明しそうで賑やかな選挙戦の様相である。

しかしながらメインイベントの市長選には未だに現職以外手を挙げる者はなく無投票なら市議補選だけで前代未聞の出来事である。


三田市議会では、本年3月本会議で次回選挙(来年9月予定)から定数(現在24)2減を賛成多数で決めているが、此れに不満だと4減の直接請求が行われ昨日、市選管に5795人の署名簿を提出したのだ。(三田市の有権者数約90000人の50分の1、約1800人以上の署名で請求可)



此れは大阪、名古屋の様に政局を狙っての行動なのか、偶々なのか?請求団体の顔ぶれを見る限り後者であろう…。


何故ならこの団体の責任者は民主党代議士の三田後援会長であり、名を連ねる役員は元参院副議長らアラ80で民主党のサポーターばかりで政局狙いとは思えないのだ。


更に民主党の支持母体である連合三田は既に現職に推薦を出しているのだから…!初期の目的は議員削減での行革!これを大義名分に活動していたが、趣意書はこれを削除して議員報酬を上げてでも少数精鋭にすべきだ…に替わっている。こうなると最早何の大義もないではないか!!まさに迷走している。


しかしマスコミは連日報道するし、今回の議員の不祥事も相まって今や時の人だ…!



まあ、この直接請求を受けて市長は意見書をつけ議会に諮らなければならない!


この時期が何時になるのか?まだ日程は未定であるが、議会改革を公約に市長選に立候補者がでる可能性を今は否定はできない!


何れにせよ来月3日の選挙説明会で明らかになるであろう…!


地方議会バッシングが続く中、三田市議会も憂鬱な日が当分続きそうだ!?