「減税日本」第1党も市民生活の為にならない!その理由とは… | 三田市議会議員 前中敏弘オフィシャルブログ「赤ひげの七生報国、定点観測。」Powered by Amebaぬ

「減税日本」第1党も市民生活の為にならない!その理由とは…

河村のオッチャン遂にやりましたね。貴方は凄い政治家です。正にアッパレ、アッパレ!!俄政党で28議席獲得、勝率7割とはどえりゃ奴だ!(笑)


まあ過半数(38議席)には届かなかったので貴方の次の一手が実に楽しみです。愈々公約の本丸、市民税減税の恒久化を実現できるのか?…日本中が注目していますよ。


今度は否決されたから…と謂ってまたぞろ議会解散の直接請求は出来ないものね…?本来の首長の仕事である議会との交渉…貴方に出来るかな?既成政党に属する私としては人一倍興味があります。


今まで抵抗勢力であった既成政党の先生方が貴方の軍門に下るなら、地方自治体としての名古屋はそれこそ終わり?名古屋です(笑)。まあ、議会対策は大村さんを知事選で支持していた公明党(12議席)と組めば過半数確保できるので余裕綽々でしょうが…。


次に再選後直ぐに小沢さんに近づき色々手を打たれている様ですが、今回民主党を惨敗させ、子飼いの代議士を民主党から離党させた手前、当分の間は手を結ぶのは難しく、また余り小沢さんの色がつくと大阪の橋下さんは逃げて行くし…どうなさるのでしょうか?これまた楽しみな事です(笑)。


取り敢えず河村劇場第二幕は無事に開きましたね…。役者は随分増えたみたいですが、貴方の右腕となる役者がいるのか…?当然逆命利君はいる筈もなく、結局独裁者となられるのでしょう…。
そしていずれ国政に復帰し、政界再編により総理の椅子に座るのは第なん幕になるのでしょうか…?それまで河村劇団はタニマチを増やし続けるのか?それとも河村座長は寂しくどさ回りをしておられるのか?


いよいよ河村たかし主演「尾張の乱」の開幕でーす。



ここから本題です。
減税は本当に市民の為になるのか…?


しっかりとした財源の根拠がない以上、公共サービスを減らすしかない。とてもじゃないが議員報酬を半減したぐらいでは何ともならない。したがってこの政策の是非は、サービス減を補うだけの経済拡大があるかどうかだ。


減税では経済拡大はしないのだ。税負担額が1割減ったらその分は助かるが公共支出も減らざるを得ない。公共支出の削減が公共サービスで行われるならそこで働く人々の給料も減ることになり浮いた分は結局働く人から納税者への再分配であり、これでは、市民全体が使えるお金の総額は変わらないので需要も増えず経済は拡大せずサービスが減るだけである。


支出削減が社会保障費などの各種補助金を対象にするなら補助金を受けていた人から納税者への再分配であり、これでも経済は拡大しない。


また河村さんは、減税すれば他都市から企業や人が流入するから税収も増えると謂う。これは正に近隣窮乏化政策であり、他都市の犠牲の下でしか成り立たない。


このように減税は公共サービスを減らして再分配を起こすだけである。


再分配自体が経済への拡大効果を生むとしたら、消費性向の低い人から高いに再分配される場合である。同じお金が、より多く消費する人に回るからだ。


河村さんに一番謂いたいのはここからだ!


減税によるバラマキでは経済は拡大せず、公共サービスの低下だけに終わるから、お金の取り合いによる悪者探しが始まる…。その典型が議員や公務員叩きである。しかし、それは分配丈の問題であり、経済の拡大や地域の発展とは無関係である。


身内を無駄だ非効率だと攻撃し、減税というバラマキで人々に経済が拡大するという錯覚を起こさせる手法は周回遅れの小泉改革である。


そこからは、公共サービスの低下と格差拡大丈で、何も生まれない…。