マイノリティ大統領オバマの理想と友愛鳩山さんの現実について | 三田市議会議員 前中敏弘オフィシャルブログ「赤ひげの七生報国、定点観測。」Powered by Amebaぬ

マイノリティ大統領オバマの理想と友愛鳩山さんの現実について

$三田市議・前中敏弘のじゃかましわ!! 私がブログを開設するにあたってたかが市会議員が国政を批判しても何ら意味はないよ。と揶揄する輩が沢山いるようだが、馬鹿なことを云っちぁいけないよ!今、俺らふつうの国民が云わずして誰が云うんだよ。これが外国批判となればオマエは馬鹿かと批判されるのであろうか?(笑)


 今回のオバマ来日、記憶に残ったのはエアフォースワンのタラップを駆け足で上がるオバマの離陸直前の姿だけであった。訪日の意味するところは一体何であったのであろうか?それほど印象の薄い23時間であった。


 さて鳩山総理、貴方の応援団である大朝日新聞の11月17日付の天声人語が正に現政権の本質をついている。


 今下向きの風は尽きない。献金疑惑、冷めた日米関係、天下り、官房機密費をめぐる沈黙。しかもそれらを釈明するのは、言葉遣いは丁寧だが危なっかしい 鳩山語 だ。一方、行政の無駄を排し、官僚頼みを脱する試みに於いて、新政権は鮮烈な印象を残してきた…中略…いい意味で素人流を望まれながら、清新さより未熟さが目につく新政権である。公約実現の遣り繰りは厳しく、負の遺産もあろう。しかし、首相の言動を筆頭に、議席に見合う安定感がないのは困る。早くも正念場である。


 ということで、今日のお題は、「政治家にとって世論とどう向き合えば後世に名を残せるか」についてオバマの核廃絶演説を例に述べてみようと思う。皆さんの意見もコメントでいただければありがたい。

 
$三田市議・前中敏弘のじゃかましわ!! 先月末の桜井良子さんの講演会で是非とも女史にお聞きしたい事柄があった。それは、アメリカのマイノリティである黒人のオバマが4月にプラハで提唱した【核なき世界】を正式表明した意図について、また国連安保理の決議まで取り付けた理想的行動に対してノーベル平和賞が授与されたが、この意味するところ、そしてこれらがアメリカ国内で批判の的になっていたが、今後オバマのとるべき最良の道は何なのか?この三点を質問したく思っていたが、生憎時間がなくて聞けなかったのは残念である。


 今から90年前、オバマと同じような道を辿ったアメリカ大統領がいた。名前はウッドロー・ウィルソン。現役大統領としてノーベル平和賞を受賞している。第一次世界大戦後のベルサイユ講和会議に臨み軍縮、民族自決、平和機構(国際連盟)創設の提案など一連の理想的行動が受賞理由とされている。ここで興味深いのは彼もマイノリティ出身の大統領であるということ。オバマについては前述の通りであり、ウィルソンの少数性は南北戦争の後、南部出身で大統領になった最初の人、つまりアメリカ史上初の敗戦国出身の大統領であった点だ。その二人が歴代大統領の中でも例外的に理想主義的な世界戦略を掲げ、国際社会から評価されるが、一方では国内からは激しい批判を浴びた。歴史は繰り返す、面白いでしょう?今後、オバマはどのような行動をとっていくのか?大変興味深い。


$三田市議・前中敏弘のじゃかましわ!! オバマのプラハ演説、アメリカの核使用国としての道義的責任を云うなら何故今回の来日に合わせて広島、長崎を訪れて懺悔しないのだ!ここの記念碑に刻まれている「安らかに眠って下さい。過ちは繰り返しませぬから」とアメリカの大統領としてひざまずくべきであろう。ちったあ、日本お得意の土下座自虐外交を見習え!!河野談話読め!!なんなら日本の学校で強制的に使われている歴史教科書でも送ってやろうか?もちろん着払いで。


$三田市議・前中敏弘のじゃかましわ!! それもそのはず。アメリカ世論に逆わないのが見え見えだもん。今でも大多数のアメリカ人は原爆投下に対してあれ以上犠牲者を出さない為には必要だったとその行為を正当化している。黄色人種の住む、開闢以来唯一欧米諸国の侵略を一度もゆるさなかった東亜細亜の小国日本がウラン、プルトニウムの原爆の実験台になっただけである。何がノーベル平和賞だと大声を上げて批判したい気持ちである。戦争責任は敗戦国だけが負うべきものではない。こうなってくると話しは尽きないので(笑)、改めて投げ掛けることにしたい。


 話しを元に戻すと核抑止戦略は核兵器をいつどのようなタイミングで使用するかは正確には予測出来ないという恐怖の内に敵を置くことで初めて機能する。

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 例を挙げれば、北朝鮮とアメリカどちらが脅威かと謂えば、勿論何をするか分からないならず者の国、北朝鮮である。今や世界は少ないカードで大勝負をかけてくる北の将軍様に掻き回されているのだ。しかし、これだけでは所詮世界からは相手にされない。最強の国とは理想的な統治システムを持ち、合理的に行動する国であると同時に何をするかわからない国、この両方を合わせ持った国であると謂えよう。中国、ロシアも然り。弱小日本は大海に漂う腐ったペットボトルの様なものだ。北東アジアで唯一軍隊を持ってはならぬ国ニッポン―このまま亡国の途を辿るのみ。「われは知らぬ存ぜぬはやく子ども手当よこせ子孫よあとはよろしく」とやっちゃったわたしたち・・。維新来、清露中米英ソの列強と勇敢に戦った祖先にも、そして中朝から大侵略を受けるであろう子々孫々にも顔向けできない歴史上情けない世代だ。


 話がそれた。オバマの話に戻る。「理想と現実」この矛盾する要請に同時に応えるためには一つだけ方法があるように思う。それは理想主義者の大統領が、利己的な国内勢力を理由に理想を実現出来ないでいるという物語を全世界にアナウンスし、その構造力学を維持し続けることである。彼らはかつて一度成功している。多分今後も成功するだろう。


 だからオバマは再来日しても公式では、広島にも長崎にも行かないだろう。但し彼がそうであったように鎌倉の抹茶アイスと同じ思い出として子供達には広島のもみじまんじゅうを残すかも知れない…が。

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