最大の功労者は議運の委員長(共産党)か?
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今年3月本会議に日本会議摂丹支部から請願を受け、そこから7カ月ものながーい時を経て、全会一致で決着をみたことで、やれやれ・・という気持ちと同時によく共産党(3名)や日教組や解同を支持母体とする議員が賛同してくれたなと、一種驚きを禁じえない。
7カ月もの時間がかかったのは、3月の本会議前の議運での私の発言が問題になったからであろう。若干反省の念を込めながら、振り返ってみたいと思う。
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「議運でいくら議論しても、一向に前に進まず不毛や。特定の団体に請願を出してもらう。それで議会で即決や!」
私は、3月の議運(=議会運営委員会)で国旗掲揚を審議すべきと提案した。当然のごとく共産党、民主党は「日の丸に対し、嫌がる人もたくさんいるのに、なぜ国旗の掲揚が必要なのか理解できない」などと最初から議論の余地など持ち合わせていない。議運で出す結論は、議運のメンバー全員が納得する全会一致が原則なので、私はらちが開かないとみて、とりあえずこう言ってみたのだ。
そして、この私の威圧的(?)なひと言が場の雰囲気を変え、それぞれの委員が見事に「議運軽視の侮辱発言だ
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「議場に日の丸を!」というのは私が議長をしていた10年も前からの私の念願であったが、当時は私の考えに同調する議員なんてほとんどおらず、こういった日本の国体のあり方についての真摯な議論などいつも棚上げにされたままであった。
そんな中、昨年の市議選で我が創世会に自民党員の森本政直君、笠谷圭司君を迎え入れ、また日本会議摂丹支部の結成やその中核を担う三木圭恵君(新政みらい)の強い意向も加わり、ここに至りにわかに機運が高まってきたのである。
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いうまでもなく、国旗国歌にまつわる見解の相違は、広く政党間の思想問題にまでつながる大きなテーマである。当時の議運のメンバーのうち少なくとも5人は、イデオロギー的にどこまで議論しても彼らの主張はくつがえらない、ということは明白であった。議運の話し合いは、どこまでいっても平行線のままだろうと私は思っていたので、多数決で即決して6月議会から掲揚できるであろうと信じて疑いはなかった。だから、あえて突破口を開く意味でああいう上段切りする発言であおり、勝負に打って出たわけだ。
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今北君の急遽の途中加入により、議運のメンバーは6人から7人に変更され、勢力図が大きく変わってしまった。あかひげの計算違いである
![ガクリ](https://emoji.ameba.jp/img/user/ok/okan-hitorigoto/14942.gif)
その後の議運。付託された国旗掲揚の請願の採決は、国旗掲揚すべしとする賛成が3名に対し、もっと時間をかけて慎重に議論すべきだ(要は反対)とする継続審査が3名となり、拮抗。議運の委員長である平野菅子君(公明党)に採決がゆだねられることになった。
案の定、公明党平野委員長が下した結論は、「継続審査
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そのとき私は、総選挙は近いし、民主党と社民党の連立政権でもなったら、もうこれも廃案だろうな、と天を仰いだ。
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そして、3月議会最終日の本会議での請願の採決の時を迎えた。
事前の予想では、賛成はわが会派創世会8名、新政みらい3名(厚地弘行君は議長職のため除く)で11票。対し、継続審査(=反対)は民主党3名、共産党3名、公明党3名、命友会2名、無会派1名の計12票。1票差で及ばずということはわかりきっていたので、私も新政みらいの代表である三木君も前日までには矛を収め静観していた。
ところが、なんとなんとである。当日、公明党の藤原美津雄君が体調不良で欠席したのだ。そのため、採決は11票対11票となって、厚地議長の最終判断に持ち込まれる展開となり、よもやの終結が待っていた。
厚地議長「継続審査にすることには反対であります」
これには赤ひげもビックリ仰天!
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厚地君は国旗掲揚に賛成の立場を採ったのだ!しかし、これは、議運の平野委員長報告に異を唱えたことになる。
三田市議会の過去の定石どおり、当然こんなことで収まらないのが抵抗勢力。ついに厚地議長不信任案を坂本議員ほか数名が動議で提出。これもかろうじて1票差で否決に封じ込めるのがやっと。
・・・こうして3月議会本会議は幕を閉じたのだ。まったくやれやれだ・・
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しかし、ここでまた私の詰めの甘さが出てしまっていたのである。(つづく)