すきやばし次郎六本木店で15年間働いていた水上さんの独立店。
以前からお話は伺っていましたが、ランチ潜入してまいりました。
外観からキリっとした雰囲気のお店は、ピンとした暖簾が迎えてくれました。
ストレートカウンター8席。
ランチタイムは比較的ゆったりと予約が入れられるとの事。
イケメンで物腰の柔らかい大将と奥様の優しい印象ですぐにホッコリしました。
荷物を預け、椅子に座りノンアルコールビールを頂き、突き出し+握り15巻+玉のコース(15,000wo/tax)スタートです。
・サツマイモとヒジキ
・鱸
・スミイカ
・赤貝
・赤身
・中トロ
・小肌
・炙り北寄
・鯵
・いくら
・さんま
・車エビ
・いわし
・バフン雲丹
・カツオ
・穴子
・お椀 北寄出汁
・玉
酢の立った米酢のシャリの硬さは丁度良く、口の中で「鮨」になる瞬間がとても分かりやすい。
昆布で良い塩梅に仕上げた白身、綺麗に処理をしたサンマの表面を炙って温度を下げ鮨のネタとして生まれ変わらせる。
基本、殆どの鮨に煮切り醤油を刷毛で塗り、江戸前らしさを強調した昔ながらの鮨。
仕込みが丁寧なのは食べれば一目瞭然。
しっかり握っているように見えて口の中で一口噛むとほどけるシャリ。
トロもこの時期は大間の釣り。
中トロの部分は旨みのきいた脂がこのシャリと相まって鼻から抜ける鉄の香りにため息すら出た。
初めてお伺いしたにも関わらず、丁寧に色々とご説明してくださったり、質問にもお答えくださったり。
今でも、次郎さんのところには定期的に顔をだして状況報告をされたり。
厳しい修行時代があってこそ、そして独立したからこそわかる大将達の偉大さ。
流暢な英語で接客対応をされていらしたり、と。
想像していたイメージと全く異なり、素敵なランチタイムを過ごせました。