古典落語、小咄を一つ!


時は10年ちょうどまえ


福岡のしょうもない大学に
しょうもない大学生の自転車部カップルがいましたと


女はある日、彼の愛を疑いました

「あの人は来る日も来る日もマラソンやら自転車やら。本当に私の事を、愛しているんでしょうか」


女は、自転車部仲間の兄貴分に
そう相談しました


兄貴分は答えた

「昔、中国には孔子という偉い人がいて、彼は馬をたいそう大切にしてたそうな。ある日、孔子の厩で火事が起きてしまい、火を起こした弟子はたいそう怒られると心配したそうな。

ところが孔子は【怪我はしなかったかい?馬なんていつでも買える。弟子達が無事で本当によかった】


とそう言ったらしい。つまり、アイツの大切にしてるん自転車で思いっきり転んでみな!それでもお前さん大丈夫かい?そういったらあいつの愛は本物さ」



なるほど!

と、女の方


自転車仲間と行った糸島のサイクリング遊びで、借りた彼氏の自転車で、思いっきり転んだそうな


そしたら彼氏さん


「うおおおおおおおおおおお!俺のチャリが!てめぇぇ!何しやがる!」と(笑)


その程度の愛情だったと



その時の自転車さんがこちらです



フレームには思い切り

その時の凹み傷が残っています



ヒラマスのあかじゃわ君に
本日お譲りいたしました


そんな、チャリよりも対して大切じゃない女の子だったのか

四年も付き合いましたがドロドロドロドロの末にお別れしましたかね

この厩火事事件がちょうど10年前です


いやはや人の心の揺れ動きに

不器用なこの私という男は


なかなか生活している中では追いつけません


この昔の女の未練たらたら自転車は
私の大阪への就職と一緒に
こいつだけは絶対離さんと

何があっても手放さんとの決意で連れてきましたが


男はよく

愛車を恋人に例えますね

この愛する自転車だけは一生乗ると

言うてもう一台

高いチャリ(ターマック)買っちゃいました


それも一回離婚したとき
気分を変えるために買いました、とな


君に捧げていた
この大量無量の愛を


これから
何処に


どう捨てたらいいのか


そういう
心の空虚感を埋めるために


男は乗り物を買っている


そんな気がする
(タカダ兄貴のRX8とかもそうか(笑))




そんな大事な前の彼女(チャリ)も
嫁のつるの一声
「二台もいらん!邪魔」

にて本日、自転車マンガが好きで
私の体躯に似た、可愛いヒラマス後輩に

お渡しして

これにて心からようやく消えるかもしれない


私の意見ですが

男ってだいぶ不器用なもんですよ


俺なんて陸上に、彼これ20年ちかく恋している

叶わないがそこが良いのかもしれない

単純ばかりが長続きする

なんでもそれでも
どんなことでも


明日は枚方総体

5000m
そろそろベスト出したい!


5月18日の練習
18キロジョグ
2000m6分12

5月19日の練習
15キロジョグ


5月20日の練習
22キロジョグ