久々のブログ更新です。

そして
久々のブログレポートは
「行ってまいりました!龍艦砲トークショー!!」

残念ながら
天龍は頸椎手術のため、
この日はon-lineでの参加となりましたが
この二人ならではの
興味深い話がテンコ盛りの
腹いっぱいのトークショーとなりました。
今回は私の感想抜きで、
徹底再現させていただきます。
司会:天龍さん。久々のハンセンさんとの再会いかがですか?
天龍(以下T):スタンの顔を見て元気が出たよ。
というか、スタンの顔を見て泣きたくなるのは
たぶん馬場さんの奥さんだけだけどね(ニヤリ)
司:天龍さんとハンセンさんが、初めて会ったのはいつ頃なんですか。
T:新日の地方巡業先で、偶然あったのが最初じゃないか?
ハンセン(以下H):違うよ。ジョージアのファルコンズレストというアパートだよ。
T:そうだ!そのアパートに俺も住んでいて、いつもハンセンはパンにソーセージを挟んだだけのホットドッグを、毎日毎日食べていたんだよ。
ハンセンはそれ以外の料理を全くせずに、お皿とフォークしか持っていないのに驚いたよ。
H:お前もいっしょに食ってたじゃないか(笑)
しかし、天龍の実力はジョージア時代から凄かった。
特にチョップは凄かった。
天龍のチョップは涙が出るほど痛いんだよ。
一発だけでなく、どんどん前に出てきて、
次々来るので避けられないんだ。

T:スタンが新日本から全日本に来てくれたときは、嬉しかったよ。
たぶん初試合は10分程度で、俺が負けていると思うよ。
司:ハンセンさんのラリアットの威力は、やはり強烈でしたか。
T:そうだよ。その結果が、ラリアットの結果がコレ(頸椎手術)だよ。
H:ごめんなさい!
でも、リングではどんな時も全力だったし、
逃げるのは嫌だったんだ。
その姿勢は、ファンにも伝わったと思う。
司:いろいろな選手がラリアットを使うことに、
当時のハンセンさんはどう思っていましたか?
H:天龍、長州いろいろなラリアットがあったが、
自分のラリアットが一番インパクトがあったと思っていたから
気にはならなかったよ。
司:お二人のエピソードとしては、
天龍さんの蹴りでハンセンさんが失神した
秋田での出来事が外せません。
H:あのときは天龍の蹴りが後頭部に入って、
それから先はまったく記憶がないんだ。
とにかくブチギレたことは覚えている(笑)
T:試合が終わった後、
控室にハンセンが来るというのをカブキさんから聞いて、
窓から逃げたんだよ。
カブキさんがスタンを止めてくれて、
「やばいから逃げろ!」って。
司:窓から逃げたという噂は聞いていたんですが、
本当の話だったんですね。
T:あの蹴りは、スタンが避けたから顎に入ったんだよ。
だから失神の原因はスタンが避けたことなんだ。
H:避けないと、もっとやられてたよ!
T:で、窓から逃げたものの、泊っているホテル外人レスラーと一緒だったんで、ハンセンが部屋に入るまで、俺はずっとタクシーにいたんだよ。
T:そして、それから4日後、馬場さんが涼しい顔で、長野で俺とスタンの試合を組んだんだ。ひどい話だよ(苦笑)
司:その試合はハンセンさんが勝って、PWFとUNの二冠を統一していますね。
H:それ、私が勝ったの?
T:その試合後も、控え室でボコボコにされたことを覚えている。
H:当時は私はちょっとワイルドだったので、それくらいのことはやったかも(笑)。
それに、天龍に頭を蹴られておかしくなってたからね。
そうだ、たしか最後のツアーでも、名古屋で天龍と当たっている。
その時も意識が飛んでいるだ。
だから、天龍に記憶を飛ばされたのは一回だけじゃない(笑)。
T:俺だって、長野でスタンのサッカーボールキックを受けて、
右瞼を15針縫ったことがあるよ(笑)
H:お互い全力でぶつかったよな。

T:馬場さんの奥さんから
ハンセンが辞めると聞いときは寂しかった。
何で辞めたの?
H:神さまからのメッセージさ。
T:ブロディとスタンにはプロレスの面白さを教えてもらった。
感謝してる。
H:それは最高の褒め言葉だ。
司:龍艦砲について、お聞きしたいのですが。
T:そりゃ、嬉しかったよ。
スタンの強さを知ってたから
これで楽ができると思った(笑)
H:いやいや、天龍の方が働いていたよ。
龍艦砲はうまく噛み合って、良い思い出しかない。
T:最強タッグで全勝優勝したぐらい最強だった!
H:天龍がパートナーだったからできたんだ。
でも、記憶に残っているのはやっぱり闘ったこと。
T:シングルで闘っていた時は余裕がなかったけど、
タッグは余裕があって助かったよ(笑)。
司:馬場さんから天龍さんがフォールを取った時も
パートナーはハンセンさんでした。
H:ジャンボも天龍もトップレスラーだったので
天龍が馬場さんに勝っても、俺に驚きはなかったね。
司:そんな最強の龍艦砲が、どうして解散したんですか?
H:そんなことは、よくわからない。
会社サイドの理由だろう。
T:そういうことを含めて、マッチメイクとは
ノウハウを持っている人がやれば、
お客さんを喜ばすことができるんだよ。
司:ハンセンさんは、天龍さんにお酒で潰されたことはないんですか?
H:自分の意思ではたくさん飲んだけど、
天龍に飲まされたことはないなぁ。
T:ハンセンはプライベートを大切にするタイプだったから、
無理に誘ったりはしなかったね。
それにハンセンはスタミナをつけるトレーニングを大事にしていたので、
あまり夜遅くまでお酒を飲むことはなかったと思う。
司:ハンセンさんは、天龍さんが全日本を辞めた時どう思われました?
H:トップレスラーは自分で自分の道を切り開くものだからな。
天龍の選択はリスペクトしているよ。
司:では天龍さんが引退されると聞いたときは?
H:レスラーにとって一番難しいのは、引退の時期。
個人差もあるが、それは本人が決めることだから。
天龍の引退興行に呼ばれたのは光栄だったよ。
T:自分のプロレス人生にスタンは必要な人だった。
H:それは俺にとっても同じさ。
T:こんなに長くプロレスできたのは、
ジョージアのソーセージのおかげだよ(笑)
H:天龍は文句言いながら、いつも食ってたよな。
T:今日は、スタンの言葉で元気が出たよ。
H:いつでもモチベーションをあげてやるから、
カムバックして来い!
司:今日、天龍さんが来ているTシャツは鶴龍コンビのTシャツなんですが、
ハンセンさんは気づいてましたか?
H:そうなのか?おれにはTシャツの鶴田の顔が馬場に見えたよ。

司:ここで飛び入りゲストのカブキさんが登場です!
秋田のアクシデントでは、カブキさんが裏で活躍されていたそうですね。
カブキ:失神から覚めて暴れまわるハンセンに、リングサイドから「落ち着け落ち着け」と言ってたことは覚えているね。
H:カブキは、日本でも世界でもトップをとった大レスラー。
今思えば、秋田での事件のとき、僕を止められるのカブキ以外いなかった。
T:あの時、カブキさんが「窓から逃げろ!」っていてっくれたから助かったんだよ。
司:それでは最後に、お互い一言ずつ。
T:スタン、今度ホットドッグ食う時はオニオン入れてくれよな!
S:OK!
このトークショーで一番心に響いたのは、
天龍の「スタン!」という呼びかけでした。
ハンセンのことを
「スタン」と呼べる日本人は
きっと天龍だけ。
心身を削りながら闘ったもの同士の
熱い友情を感じることができた
トークショーでした。

ユース!
そして、
今日、
アントニオ猪木の訃報を聞きました。
とうとう
この日が
やって来たかと
思うものの
まだ心の整理がついていません。
このことについては
いつかまた。。。。
