怒りの荒野
『怒りの荒野』は、1967年のイタリアの映画。この作品では、劇中の「ガンマン十戒」が有名である。
キャスト
役名 | 俳優 | 日本語吹替 |
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フランク・タルビー | リー・ヴァン・クリーフ | 納谷悟朗 |
スコット・マリー | ジュリアーノ・ジェンマ | 野沢那智 |
マーフ・アラン・ショート | ウォルター・リラ | 北山年夫 |
クッチャー(判事) | ルーカス・アマン | 小林昭二 |
マーレイ(酒場の経営者) | アンドレア・ポジック | 加藤精三 |
ターナー(銀行家) | エンニオ・バルボ | 富田耕生 |
アイリーン(判事の娘) | アンナ・オルソ | 北浜晴子 |
ナイジェル (保安官) | ニーノ・ニニー | 雨森雅司 |
ストーリー
メキシコに近い小さな町クリフトン。
スコット(ジュリアーノ・ジェンマ)は娼婦の子という生い立ちから住民たちから蔑まれ、掃除人として暮らしていた。ある日、凄腕のガンマン、タルビー(リー・ヴァン・クリーフ)が町に現れる。
タルビーは酒場でスコットを侮辱した男を撃ち殺すが、正当防衛とされ町を離れる。
いつかガンマンになる事を夢見ていたスコットはタルビーを追いかけ、タルビーはガンマンの心得を教えていく。
10年前に強奪した金塊の分け前を取り返すため、かつて仲間だったワイルド・ジャック(アル・ムロック)から裏切り者の情報を聞き出したタルビーだが、ジャックの仲間に捕まりリンチを受ける。
スコットはタルビーを窮地から助け、パートナーとして認められる。
二人はクリフトンに戻り、タルビーは裏切り者である酒場の経営者マーレイ(アンドレア・ポジック)、クッチャー判事(ルーカス・アマン)らを脅し、次第に町を支配していく。
タルビーの過去の悪事を知るスコットの恩人、元保安官マーフ(ウォルター・リラ)は、スコットにタルビーと別れるよう忠告するがスコットは聞き入れない。
しかし、エスカレートして行くタルビーの暴力的なやり方にも疑問を持ち始める。
タルビーは保安官(ニーノ・ニニー)を殺し、クッチャー判事と組んで町を自分のものにしようとする。
新保安官となったマーフは、町での拳銃所持を禁じ、タルビーからも拳銃を取り上げようとして射殺される。
ついにスコットは、師であるタルビーと戦う決意をする。
ガンマン十戒(またはガンマン心得十ヶ条)
タルビーがスコットに「レッスン」という形で教えていくガンマンの心得。但し8番目のみスコットがタルビーに言い返す形で言う。
- 教訓の一 決して他人にものを頼むな
- 教訓の二 決して他人を信用するな
- 教訓の三 決して銃と標的の間に立つな
- 教訓の四 パンチは弾と同じだ。最初の一発で勝負が決まる。
- 教訓の五 傷を負わせたら殺せ。見逃せば自分が殺される。
- 教訓の六 危険な時ほどよく狙え。
- 教訓の七 縄を解く前には武器を取り上げろ。
- 教訓の八 相手には必要な弾しか渡すな。
- 教訓の九 挑戦されたら逃げるな。全てを失う事になる。
- 教訓の十 皆殺しにするまで止めるな。
ウィキペディア引用