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刑事事件をやっていると,被疑者や被告人に接見に行くと,被疑者や被告人の収監者から,たまによくわからない言葉が出てきます。今では慣れたので大体わかりますが,弁護士になりたての頃などはよくわからなので,「それはどういう意味ですか」「え?」とか言って聞いたことがあります。
例えば,「ガサ」。「事務所にガサが入る」とか言って使う。「ガサ」=捜索(差押さえ)の意味です。これは結構有名なので,はじめてでも大体わかります。
次に「札」。「あいつには札が出ている」とかいう風に使います。「札」=「逮捕状」のことです。悪いことをしてまだ捕まっていないが,逮捕状が出ていて警察が動いているというような場合に使います。これも最初はわかりませんでしたが,すぐにイメージがわくので覚えます。
さらに,難しくなると「タレをとる」という言葉あります。これは最初はなんのことかさっぱりわかりませんでした。「タレ」=「たれこみ」の意味で,「タレをとる」というのは,被害届など出ていてたれ込みのあった罪を認めるという意味です。
また,「パイ」という言葉。例えば,「今覚せい剤で札が出ているが,どうもパイになりそうだ」「証拠不十分でパイです」というような使い方をします。逮捕状が出て捕まったが,証拠が不十分などで処分保留とか起訴猶予など,起訴されなくなったという意味です。
こういう言葉を聞いても聞きなおすようだと,ベテランの被疑者,被告人には,あまり刑事事件をやっていない弁護士,新人弁護士として馬鹿にされるかもしれないので,覚えておいて損はないと思います。
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