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 とうとう東北新幹線の未開業区間(八戸~新青森間)が開業しました。

 構想計画から40年近く経っての開業です。

 

 私が,はじめて関東より北へ行ったのは中学2年生のときでした。

 昭和55年8月の夏休みに,家族旅行で十和田湖や岩木山など青森県を訪れたときです。

 この時は,行きは飛行機で青森空港に行きました。YS11というプロペラ旅客機でした。

 帰りは,青森駅から「L特急はつかり」で青森上野間を乗りとおしました。確か青森発は午前7時50分くらい,上野着は午後5時30分くらいでした。9時間くらいかかっていました。

 

 そして,青森駅に停泊中の青函連絡船を見て,是非いつかこれに乗ってさらに北の北海道に行って見たいと思いました。

 

 また,帰りのはつかり号から,ところどころに建設中の東北新幹線の高架橋を見ることができました。いつになったらできるのだろうと思っていました。


 その2年後,昭和57年,私は高校1年生になりましたが,夏休みに念願の北海道にわたることができました。当時,国鉄は「いい旅チャレンジ2万キロ」というキャンペーンを行っていました。国鉄全線に乗って楽しみましょうというキャンペーンで,昭和55年から平成2年までの10年間のキャンペーンでした。

 私は,「北海道ワイド周遊券」という切符を使いました。この切符は,20日間有効で,北海道に入ったら特急や急行の自由席に乗れる切符で,非常に使い勝手がよかったです。貧乏旅行を楽しむ若者の強い味方でした。

 今でも日にちまでしっかり覚えています。昭和57年8月14日午後7時50分発寝台特急ゆうづる1号で上野を立ちました。翌朝5時03分に青森に着き,青函連絡船の乗船。函館には午前9時30分くらいに着いたと思います。その後は,約18日間をかけて北海道の国鉄全線を乗りました。

 その時存在した路線はすべていえます。

 松前線,●江差線,●函館本線,●札沼線,●室蘭本線,●千歳線,胆振線,岩内線,瀬棚線,●石勝線,●根室本線,●富良野線,●釧網本線,標津線,●日高本線,富内線,広尾線,士幌線,白糠線,相生線,名寄本線,池北線,諸滑線,興浜北線,興浜南線,天北線,羽幌線,美幸線,●留萌本線,深名線,●石北本線,歌志内線,万字線,幌内線,●宗谷本線です。

 ●は今でも残っています。


 その年の昭和57年6月には東北新幹線が一部開業していました(大宮~盛岡)。しかしながら,大宮始発であること,本数が少なかったことなどから使い勝手が意外と悪く,在来線の寝台特急や昼行特急,長距離急行列車の多くが残されていました。


 しかしながら,大宮→上野→東京駅と次々開通し,本数も激増し,東北新幹線の使い勝手は良くなってきました。それに伴い,速度が遅く時間がかかる在来線の特急や長距離急行は次々と廃止。また,若者の強い味方であった「周遊券」の制度もなくなってしまいました。北海道の赤字ローカル線も次々と廃止。青函トンネルの完成により,青函連絡船も廃止になりました。


 以前は,東北新幹線はいつできるのだろう,早く乗ってみたい,青函トンネルはいつできるんだろうか,本当にできるのだろうか,とか思っていました。しかしながら,いざできてみると,昔在来線を縦横無尽に走っていた特急列車,狭くて窮屈な寝台の中で眠った寝台特急,津軽海峡をゆっくり縦断していた青函連絡船,本数が少なくて不便だが新鮮な車窓を見せてくれた赤字ローカル線が懐かしく思います。

 

 新しくできるものがあれば消えていくものがあります。嬉しいですが,何かさびしいです。


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