家裁で家事調停が成立すると,書記官から言われることがある。
「調書を申請しますか」「調書を申請する場合は謄本の申請になります」「収入印紙○○円納めてください」といわれる。
ここでいつも面倒くさいと思うのが収入印紙である。調書の謄本は1枚150円で計算されている。条項数があまりない調停の調書の場合は2枚で300円というケースがほとんどである。ところが,この300円を収入印紙で裁判所に納めて調書の申請をしなければならない。
でも,いつも準備よく収入印紙を持っているとは限らない。持っていない場合は収入印紙をその場で買って申請書を出してしまいたいところです。ところが,裁判所庁舎内で収入印紙を買えない所が多いのです。
以前は,裁判所庁舎内で入っている司法協会で収入印紙や郵便切手を購入することができました。ところが,私の記憶では郵政民営化のあたりだと思うが,司法協会で収入印紙や郵便切手を売らなくなってしまったのです。
東京地家裁や横浜地家裁くら大きなところでは庁舎内に郵便局や売店が入っているので大体そこで収入印紙や切手を買える。ところが,地家裁支部や簡裁しかないようなところでは,庁舎の外の郵便局や売店,コンビに,隣接の法務局などで買うしかない。
私がよく行く小田原支部や相模原支部は不便です。小田原支部は裁判所から歩いて5分かかる小田原郵便局まで買いに行かなければなりません。調書の申請をするために300円の印紙を買いに往復10分歩かなければならないのです。相模原支部では,裁判所から2分くらいかかる遠藤商店というお店まで買いに行かなければなりません。コンビにも最近印紙や切手を売っていますが,コンビにでは300円の印紙など売れないので置いていないか,数がなく売り切れの場合が多いのです。
司法協会で購入できなくなってからは,300円の収入印紙,100円の収入印紙,50円の収入印紙,80円切手5枚くらいをいつもかばんに入れて持ち歩くようにしています。
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