千昌夫さんの
「北国の春」が
大ヒットしたのは
ぼくが生まれた年。
いまや千昌夫さんを
知る人は
ほとんどおらず
お笑いコンビ
サンドウィッチマンさんの
伊達みきおさんが演じる
演歌歌手・萬みきおの
師匠として
知る人がわずかに
いる程度だろう。
千昌夫さんの声は
晴れやかで
ハリがあり
聞くものの心を
元気づけてくれる
不思議な魅力が
ありました。
ところで
GWのはざまの今朝
仕事に行く人々の顔は
少し疲れていたり
気が乗らなかったり
どことなく
曇っているように
映りました。
それも当然。
長い人は10連休
なんて報道を
されているのですから。
人間観察が好きなぼくは
いつものように
そんな方々を見ては
何を考えているのかと
想像しつつ
通勤電車を
楽しんでいました。
西宮北口で
乗り換え待ちを
していると
不意に…
「4番線に到着の電車は
特急大阪梅田行き…」
と構内放送がありました。
淀んだ空気が
一変するような
晴れやかで
ハリのある声に
周囲の数名が
あたりを見渡し
声の主を
探し始めました。
ぼくも耐え切れず
並んでいた列を離れ
声の主を
見に行きました。
想像とはかなり
ギャップのある
感じでしたが
その駅員さんが
少し節をきかせながら
小さくマイクを回して
話す様子に
嬉しくなりました。
どんな仕事でも
仕事をとおして
他者を幸せに
するために
懸命にすることは
尊いことですよね。
GWのはざまの朝
駅員さんのハリのある
声に元気をもらいました。
では、また明日！
