先日今年から

非常勤で働いている

 

 

女子大での

講座がありました。

 

 

男子校出身

 

小学生しか

教えたことがない

 

ぼく。

 

 

そのためか

初回の講座では

 

 

女子大生に

圧倒されて

いましたが

 

 

今回は

少し心の余裕が

ありました。

 

 

 

 

その日の講座は

今後の活動を

決めるために

 

 

自分たちで

話し合うという

内容でした。

 

 

初めて出会う

学生もいるので

 

 

自己紹介で

アイスブレイクをして

空気が少し和みました。

 

 

 

 

しかし…

 

 

 

 

「では最初に

言ったように

 

今日の目標は

自分たちで

 

今後の活動を

決めることです。

 

だれか

進行役を

してくれる人っ!

 

 

ぼくの呼びかけで

一瞬にして空気が

変わりました。

 

 

 

 

互いに顔を見合い

牽制をしあう

学生たち…

 

 

 

と次の瞬間

 

 

「わたし

やりますよ」

と気負いもなく

 

 

一番前に座っていた

学生が手を挙げました。

 

 

 

場の空気は

一気にほぐれ

 

 

その後

話し合いは

順調に流れたのです。

 

 

 

 

しかも

その学生。

 

 

はつらつとした

リーダータイプでも

 

 

キレッキレの

秀才タイプでも

ないのです。

 

 

終始淡々と進行

してしまうのです。

 

 

 

 

講座が終わってから

作業をしつつ

 

 

「よく手を

挙げてくれたね。

 

 

そのチャレンジ精神を

尊敬するよ」

 

 

と話しかけると

 

 

「別に(進行役が)

得意なわけでも

好きなわけでも

ないのですが…」

 

 

と前置きをして

 

 

「他の人に

させてしまって

 

もしうまく

いかなかったとき

 

その人に対して

もっとこうしたら

いいのにって

 

イライラすると

思うんですよ。

 

 

 

でも自分がやったら

上手くいかなくても

 

自分にイライラする

ことになるでしょ。

 

 

なんか

人にイライラする

自分になりたく

ないんですよねぇ」

 

 

と言って

片付けを済ませて

去っていきました。

 

 

 

 

ありがちな

空気に

耐え切れなかった

 

 

話し合いが

長引くのが嫌だった

 

 

ではなく

自分の心の持ち様に

真摯に向き合った結果

 

 

進行役を

引き受けて

いたのです!

 

 

 

 

何とも

立派な心の持ち様。

 

 

教えに行ってるのに

教えてもらうことに!

 

 

何とも素晴らしい

一日でした。

 

 

では、また明日!

 

 

image