1975-1979年だけは
世代の愛称が
なかった講演会資料。
1977年生まれの
ぼくにとっては
忘れ去られた世代
なのかと
解せない
気持ちに
なりました。
たしかに
ぼくたちの
世代は
高度経済成長期を
生きた親のこども
だったこともあり
幼い頃から
受験戦争に
巻き込まれざるを
得なかった時代です。
学歴があれば
将来は約束されたもの。
中学受験の激化で
大手進学塾で
放火事件が
起こったほどでした。
中高の間に流行った
ポケベルは
画期的で
同級生の中では
公衆電話で
早打ちできることが
ステータスに
なったほどでした。
大学では
ワープロで
レポートや卒論を
提出することが
当たり前になり
社会に出ても
困らないはずの技術を
手に入れることが
できました。
しかし
1990年のバブル崩壊
1995年の阪神淡路大震災
の影響による
日本社会と
経済の停滞は
超氷河期を
生み出しました。
ぼくたちは
まさにこの時代に
就職をした世代です。
そのため
従来のように
良い大学を出ても
必ずしも良い会社に
就職できなくなり
携帯電話の普及によって
ポケベルは陳腐化し
PCの普及は
ワープロソフトを
使えることの
価値を奪いました。
実際ぼくが母校に
就職したときは
100名あまりの
応募から
たった2名の
採用でした。
学んだことや
努力をして得た
ステータスや技術が
何の役にも立たない
そんな時代を
歩いてきた世代
なのです。
そして近年
50歳を前に
苦しいなかで
努力と忍耐の末に
ようやく到来する
はずだった…
「俺たちの時代」は
↑↑知る人ぞ知る、プロレス名言!
AIなどの技術革新により
あっさりと
「世代交代の時代」へと
飲み込まれています。
でも
ぼくはこの
「忘れ去られた世代」を
決して悲観的に
見ていませんし
損をしたとも
思っていません。
常に変化の中で
壁にあたっては
乗り越えてきた
そのレジリエンスと
エネルギーと
前向きさは
どの世代にも
負けない長所です。
とにかく笑って
マエを向いていれば
目の前のチャンスに
気付くことが
できるはず!
チャンスさえあれば
何とかなるだけの
積み重ねはしてきている
はずですからね。
そんなことを思った
講演会でした。
では、また明日!