先週久々に
仕事で奈良へ
さすがに
早朝となると
通勤電車も
空いていたので
久々に座る
ことにしました。
大阪に近づくに
したがって
徐々に人が
乗ってきました。
そしてある駅で
両隣におじさまが
座りました。
左の方は大柄で
座るなり
荒ぶる鼻息!
右の方はスマートで
おしゃれな感じの
サラリーマン風。
しばらくして
左の方から
ぴぃぴ~
ぴぃぴ~
と鼻笛が…
左のおじさまは
鼻のひっかかりを
気にすることもなく
延々と一定の調子で
聞こえてきます。
そうこうして
いるうちに
右の方から
チャッチャ
チャッチャ…
と聞こえてきました。
右のおじさまは
どうも口の緩みが
あるようで
ガムを嚙む音が
尋常じゃないほど
大きいのです。
初めは
何だか気になって
仕方がなく
車窓の景色や
車内の観察も
ままなりませんでした。
すると
奈良県に入り
生駒駅を過ぎたあたりで
左の方から
ガーガーガーー
……
グァッ!ガーーー
と車両内全体に
響き渡るような
轟音が!
左のおじさまの
いびきです笑笑
前に立つおじさまや
おばさまも
ちょっと苦笑い
気になるものの
あまりに
気持ちよさそうな
左のおじさまに
起こすわけにもいかず
苦笑いの輪が
広がっていきます。
しかし
なぜか駅で停車すると
左のおじさまの
いびきも
止まります。
その一瞬の静けさをついて
チャッチャチャッチャと
合いの手が入るのです。
一般的には
音ハラと言われるような
ことかもしれませんが
周囲の方も
いびきのあまりのすごさに
面白くなっています。
奇跡的に
2人の間に座った
ぼくは
その2つの音源を
誰よりも身近で
聞いているのです。
そんなことを
考えているうちに
楽しくなってしまい
得した気分に
なりました。
ハラスメントは
その原因となる事象を
とらえる側の感情なのだ!
と改めて
理解できた
朝の通勤電車でした。
なんでも
面白がった方が
気持ちよく
生きられるような
気がしました。
では、また明日!