先日大手塾関係者と

お話をする機会がありました。

 

 

聞けば

2年連続過去最高を記録した

首都圏のみならず

関西圏ですら

中学受験をするこどもの数が

増加しているのです。

 

 

大手塾からすれば喜ばしいかぎりです。

 

 

会話のなかで

「高学年ともなると

学校ではしっかり遊んで

友達と楽しんで

 

塾ではしっかり勉強

してくれれば…」

 

 

と意気揚々に語られていました。

 

 

元教員だったぼくとしては

複雑な思いです。

 

 

「学校と塾さんでは

身につける学力も違ってきますからねぇ。

塾だとどうしても知識の習得に

偏重しやすいのでは…」

 

と返すと

 

 

「知識がなければ

思考も対話も共同学習も

深まっていきませんよ。」

 

 

曰く

塾も過激な受験競争への批判で

苦しかった時代を経て

教材や教え方を変えてきたのだそうだ。

 

 

むしろ教育機関や学力保証

標榜しながら

『勉強は塾で』

と言われてしまう

学校の現状こそ

変化が求められているのかも

知れません。

 

 

そう言えば教員時代

進学塾へ通う

多くのこどもたちは

楽しそうにしていました。

 

 

本分でアテにされていない学校

「教育は社会のインフラ」

それがぼくの信念です。

 

インフラの担い手は学校なのです!

 

だからこそ

ちょっぴり苦い帰り道でした。

 

 

では、また明日!