沖ノ島。 | 前川 泰之オフィシャルブログ Powered by Ameba

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7月28日福岡県宗像市の沖ノ島が世界文化遺産登録の国内候補に選ばれました。


 沖ノ島は、福岡県宗像市に属し、本土から60km離れた玄界灘の中間にポツリと位置している周囲約4kmの孤島です。ここ沖ノ島が他の島と決定的に違うところは、ここは人々が日常生活を営むことができる普通の島ではないという事です。
 沖ノ島には、宗像大社の三宮のうちの一つ「沖津宮」が鎮座し、そこには田心姫神(たごりひめのかみ)が祀られ、島全体が宗像大社の神領とされています。そのため一般からは宗像大社の許可なく立ち入ることはできません。この島に滞在が許されているのはただ一人、宗像大社の神職が交代で常在し、毎日ここで神事が行われているのです。

 また、その沖津宮でお祀りされている神様が女の神様であることからいま現在でも固く女人禁制が貫かれており、島への立ち入りは男性のみが許されます。年一度、日本海海戦の記念日である5月27日、参加を希望する一般男子の中から抽選で選ばれた約200人の男子が参加して沖ノ島で行われる現地大祭。基本的に一般が上陸できるのはこの際だけであり、また上陸の際には、裸になり海に入って禊(みそぎ)をしなくてはなりません。

 このように、人々の神への信仰心や強い畏敬の念、また禁忌が往古から変わることなく脈々と受け継がれ息づいている地、それがまさに神の宿る島「沖ノ島」なのです。(HPより抜粋)




実は、2年前にTBSの『世界ふしぎ発見』のミステリーハンターとして、宗像大社と沖ノ島を取材させていただき、今も女人禁制を守り『神宿る島』と言われる沖ノ島へ渡らせてもらったんです。二度に渡る取材で目にした事、聞いた事、出会った人達がとても印象的だったし、何だか僕にとって心地の良い場所で、今も最も思い出深い旅の一つになっています^_^

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これが海から見た沖ノ島。正に絶海の孤島といった感じ。
島へ上がる際にはスッポンポンになって海に浸かり禊ぎをしないといけないんです。なかなか裸で海に浸かる経験もありませんし、一糸まとわぬ姿で手を合わせて身を清めるという体験はとても神秘的なものでした。


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これは秋季大祭の初日に行われる、『みあれ祭』。御神体を乗せた船を100隻以上の漁船が護りながら島を渡るんです。とても勇壮ですよ!


僕はそれまで日本にそんな所が残っている事も知りませんでしたし、仕事とはいえ良い機会を与えてもらったと思っています。また、そういった日本の風習や風土、原風景みたいな物を多くの人に知ってもらい、後世に良い形で残して行けたら良いなぁと感じています。


沖ノ島の今後を注意深く見守って行きたいと思います。


ま、何はともあれもう一度宗像へ行きたい❗️
人もいいし、海もいいし、海の幸もいいですよ~(^-^)/