以前ノートグルーピングに取り組み始めた頃にブログに書き記していました。

https://ameblo.jp/maedayukihiro/entry-12479462536.html


5年前に記したものは、ノートグルーピングに取り組み出した頃の感想を的確に述べていると思いました。

さらに続けていて気付いたことは、


・耳が良くなる

縦割りの演奏の仕方と、正しくグルーピングしてアルシスを大切に演奏をすることの聴き分けをして行くことによって、周りがどの様なニュアンスで演奏しているのかを聴き分ける力が飛躍的に向上しました。

音程が正しく、テンポも正確でもアンサンブルがしっくりこないのは、細かな音符の扱い方が違うからであり、その違いを聴き分ける事によって、相手に合わせることも可能であり、逆に的確に相手に要求することも可能になりました。


・音符一つ一つの意味をより考えれるようになる

グルーピングを考えていくためには、倚音、刺繍音、経過音、またはフレーズの骨格構造を避けては通れません。いろいろな音の役割りを見つけ出す事によってグルーピングを導き出す事が出来るからです。


以上の2点がグルーピングを深めていく事によって得られた大きな変化でした。

他にも、

・より効果的なクレッシェンドやディミネンドを導き出す事が出来る。

・より効果的なアチェレランドやリタルダンドを導き出す事が出来る。

などグルーピングから派生して色々な景色が見えてくるようになりました。


ノート・グルーピングに出会ってから自分の中に様々な変化をもたらしてくれましたが、なにより音楽をする事や練習をする事がとても楽しくなりました。


もちろんノート・グルーピングが全てではありませんが、音楽を演奏する上でかなり重要度の高いものである事は間違いありません。

感覚だけではなく、楽譜が何を伝えたいのかを理解して再現出来ることが大切な事なのではと思います。


『音楽は知性だ』