東日本大震災から3年 ny | 前田真里オフィシャルブログ「まえだんごのHappy Diary」Powered by Ameba

東日本大震災から3年 ny


東日本大震災から3年。


 ニューヨークでは、駅で東日本大震災の報道写真展や教会で追悼式典,
各地で映画上映会などが開かれました。

私は、TK311(Team Kokua 311:代表 桐畑美香さん)が主催した
「映像と声で綴る311」の司会を担当させていただきました。

このイベントでは、マンハッタンの会場と
津波で甚大な被害を受けた岩手県大槌町の仮設住宅をテレビ電話で繋ぎました。



仮設住宅で暮らす90歳の赤崎テイさんは、今後、引っ越しができるかの不安
日々の生活で感じていることなどを凛とした佇まいで伝えて下さいました。

この3年間、赤崎さんは、避難所から仮設住宅に移り住み、

これからは、

仮設から復興住宅へ引っ越すのに 
2年から4年かかると言われているそうです。

赤崎さんは、起こった出来事のすべてを受け止めているようにも 私には見えました。


「きょうは、ニューヨークからテレビ電話をつないで下さってどうもありがとう」

「大槌町に来てくださったボランティアの方々には本当に助けていただいた」と

赤崎さんのお話は、終始 あたたかい感謝の言葉に溢れていました。



朝の仮設住宅の集会所は、寒そうに見えましたが、

正座をくずすことなく丁寧に語られる姿から 

日本人魂、思いやりの精神を感じました。

圧倒的な生きざまに尊敬の念を持たざるを得ません。
 

大槌町自治会長の
「これからは物資でなく、気持ちに寄り添ってほしい」という言葉も胸に響きました。


ニューヨークの会場で参加者が書いたメッセージカードは、

大槌町
へ贈られる事になっています。


震災の事は、数字(死者・行方不明者)や 文字(“被災地”)で一括りに伝えられる事も多く
大きなかたまりとして捉えられがちですが、

一人一人の生の声を決して忘れず
その心に寄り添っていきたいと思いました。
 
東北六魂祭、番組、映画上映会など
これまで国内外で出会ってきた方々からのメッセージを胸に刻み

また

元の生活に戻ろうと日々闘っている人、
ずっと待ち続けている人がいることを忘れず、


微力ながら


日本人の一人して ここニューヨークで
活動していきたいと決意を新たにしました。


東日本大震災で亡くなられた方々のご冥福を
心よりお祈り申し上げます。




2014年3月11日
前田真里