次はブータン王国に行くことにした。
161カ国目の訪問国になり、イラクとサウジアラビアをのぞくとアジア最後の訪問国となる。
この国は北朝鮮とはイメージは違うが、旅行の制限のされ方は似ている部分も多い。ブータン国内に知人が在住しているなどは別にして原則自由旅行は不可能で旅行代理店を通してツアーをくむ必要がある。その際旅行の内容にかかわらず1泊250ドル(ハイシーズン)の料金がかかってくる。この料金には移動や宿泊、食事やガイド代金(日本語ガイドは別に追加料金が必要)も含まれているので考えようによっては高くはないと感じる人もいるかもしれない。しかし周辺諸国の物価と比較してこの金額はあまりにも高額だと感じるのが一般的だろう。
いずれにしても行動が制限され、自由に公共交通機関を使うこともできない。市街地など自由に行動できる場合もあるらしいが、この旅行形態はどうしても北朝鮮に行ったときのことを思い起こさせる。
ブータンを訪れるほとんどの日本人旅行者は日本で秘境を扱う旅行代理店などに申し込み、バンコクなどを経由して空路で国際空港のあるパロに入り、ブータンに三、四日滞在した後再び空路で帰国するのが一般的だ。費用は一人参加だと最低30万円ほどかかるようだ。
今回私は日本の旅行代理店での申し込みは行わず、ブータンにある日本人が関わっている旅行代理店に連絡を入れ、日程を組んでもらうことにした。旅行代理店の名前は「
シデ・ブータン
」。
面倒な方法を選んだ最大の理由はブータンを旅行したあと陸路でインドへ抜けたかったからだ。日本で申し込むとなかなかこの要望に応えてくれる旅行代理店が見あたらない。
結果として旅費に関しては日本からブータンへの航空券とインドからの帰国分は別に手配する必要がある。ブータンでの費用は滞在3泊で750ドル。日本語ガイドが150ドル、インドへの陸路移動の追加料金が120ドルなど総額1190ドルだ。
これに加えバンコクからブータンの国際空港があるパロまでの片道航空運賃は460ドルだ。旅行代金はブータンへ海外送金をする必要があり、この手数料は3500円だった。
結果としてブータンとインド旅行を組み合わせることができ、旅行内容を考えるとずいぶん割安感を感じるものとなった。とはいえ高額な出費を強いられたのは否めない。訪問可能なアジア最後の国だ。
出発は4月8日。
あとはインドビザを取得して出発を待つだけだ。