ハムスターがやってきた!(2009年9月13日発行) | 手稲山・発寒川からの手紙

手稲山・発寒川からの手紙

北海道の野生動物や自然の状況についてなど手書きの絵などによって詳しくお伝えします。

9月8日・・・遥が、大きなトランクにハムスター(餌器・給水器・回転輪つき飼育ケージと餌・敷き砂など)を、おみやげに持参


9月9日・・・遥へ、「昨日はハムスターのおみやげありがとう。あまり突然なことなので戸惑いました。今朝、性別を調べたところ雌雄のつがいでした。中国北部で見かけたチャイニーズハムスターやその北方に分布しているシベリアンハムスター(近縁種)と体毛が似ていますが、お店ではジヤンガリアンハムスターと言っていなかった? 早速、中国語の名前をつけました。「めす」は ゛遙か ゛の語意を探して『ヤンヤン』としました。「おす」には ゛碩学 ゛の語意にあてはまる『クーエン』にしました。背に生えている体毛の濃淡と斑紋の違いから2匹の区別がつきます。もうひと月もすると成熟します。40年も前の繁殖技術を思いだして子を産ませてみようと思っています。(碩人へ伝えておいて ゛殖えたら子を分けてあげるよ ゛と)暇をみて ゛ハムスターの100姿態 ゛のデッサン集を届けます。ときどき、予告なしでよいから 、ヤンヤンたちに会いに来て!」


・・・・・・・遥から、「お店でジャンガリアンと言っていました。どちらがヤンヤンでクーエンですか?色の濃いほうがヤンヤンですか?」


・・・・・・・遥へ、「背筋の毛の黒っぽいほうが雄のクーエンです」


・・・・・・・遥から、「では、よく動くほうがヤンヤンで、いつも寝ているほうがクーエンですね」



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『オリジナル図書カードが当たった!』

 僕はクロスワードやスケルトン、まちがいさがしなどのパズルが大好きだ。本屋に行くと、たくさんの種類のパズルの本があって、コーナーがある。本屋では、種類や数が多いところもあって、僕は本の中、おもしろそうなのを選んで買ってみる答えを出したら、後ろに付いている葉書に書いて応募する。答えと、僕の住所や名前などを書くときはできるだけていねいに書く。この前僕は、スケルトンで初めて500円の図書カードが当たった。封筒の中に「当選おめでとうございます。」と書いてあったのでとても嬉しかった。Wチャンスの当選だったけれど、生まれて初めて自分で応募して当たって最高に嬉しかった。この図書カードは僕のおまもりだ。お財布の中に大事にしまってある。このおまもりがあるので、また当たるかもしれないのでまた別の「まちがいさがし」の答えを応募して、もしかして当たるかな?と本屋で本をチェックしていると、あった!!僕の名前がまたのっていた。今度はオリジナルの図書カードが当たった。これは次の号のまちがいさがしの本を買うことができるカードで、僕が応募した本の表紙と同じイラストのカードだ。次の号の本をそのカードで買って、カードは記念に返してもらった。これもおまもりにした。僕は今パズルにかなりはまっている。


                      ひろと

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“ハムスター御殿”を建てた!

 終戦後の人々の暮らしは貧しく、その頃は、宝くじやギャンブルなどに夢を託する人たちが大勢いた。これにつけ込み“ハムスター事件”が起きた。動物業者が札幌市内に「ハムスター会社」をたくさん作り、アメリカから輸入した“世界の珍獣、ゴールデンハムスター”を1匹、10万円で売り、“殖えたら1万円で、医学実験用に買い取る”を鳴り物入りの宣伝をしたのだ。初めのうちは順調で業者の多くは利益をむさぼり、高級車を乗り回し、“ハムスター御殿”(邸宅)を建てるほどだった。他方、騙され効果なハムスターを買った人たちは、自分たちの貧しい食料をけずって与え大切に育てたので、“ネズミ算式”に繁殖した。やがて、会社は買わなくなり、行方をくらまし、警察沙汰にもなった。その結果、引き取り手がなく屋外に放された夥しい数のハムスターは、住み場を失い、腹を空かせ、地下に潜ってケーブルを齧り電車を止める騒ぎも起きた。ハムスターたちは、冬のきびしい寒さに遭い、翌春までに札幌では絶滅した。