愛車ジョナサンとの旅 | 手稲山・発寒川からの手紙

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北海道の野生動物や自然の状況についてなど手書きの絵などによって詳しくお伝えします。

『愛車ジョナサンとの旅』・・・・・遥


 11月4日(金) 天気予報で雨といわれていた天気が晴れに変わり、来週から雪が続くのがわかったので、今日しかない!と、前から迷っていた計画を母と実行することにした。

 私の愛車ジョナサンは、4年前に高校入学のお祝いに東京のK伯父さんからおくっていただいた、ELLEの赤い自転車だ。私のお気に入りで、可能な限り一緒のこの赤い自転車に、私は「ジョナサン」と名づけた。母に「どうしてジョナサンなの?」と尋ねられたが、パッとひらめいたのがこの名前だった。それ以来、家族の間ではジョナサンの名前で通っている。

 出発は少し寝坊したために午前11時。インターネットで道を調べて、地図を作り、できるだけ安全で、近道で。坂道を避けて、目的地の西野の祖父母の家に着けるようにシュミレーションをしてからのスタートだ。

 ポカポカで快適!と南平岸に向かって走り出した途中で、母が「昼食に使う約束のお好み焼きの粉やソースなどを入れた袋を忘れた!」と言うので、南平岸のマックスバリューに寄り買い物。少しロスタイムがあったが、計画通りに豊平川に向かい、南二十二条大橋を渡って石山通を西11丁目地下鉄駅方向に進んだ。プリンスタワーの円柱の建物がよく見えて、大通公園にぶつかったので、左に曲がって、地下鉄東西線沿いに行くことにした。大通公園を右に見ながら、気持ちよく走った。西18丁目を過ぎると円山公園駅は意外と近くすぐだった。途中歩道の工事をしていて歩行者とすれ違うのにゆっくり自転車を押さなければならなかった。円山公園の駅のケンタッキーの店を右に曲がって西28丁目の法に行こうかとも思ったが、山の手通りは回り道かなと思い、北一条通を行くことにした。北海道神宮を左に見ながら、車で何度も通ったことのある北一条通を走る。もう正午を過ぎていたのでお腹が空いてきたので、セブンイレブンでロイズの生チョコプリンを買って食べた。「こういうときは甘いものがいい」と母も言ったので。チョコレートが甘すぎずおいしく、元気が出た。宮の森から山の手に変わったが、北一条通は、下って上っての道でさすがに上りは自転車を押していった。それなのに後ろから来たおじいさんが私たちをぬかしてどんどん歩いていってしまった。地元の人はさすが違うと感心した。山の手は、母の古巣だそうで楽しそうだった。発寒川を渡ってしばらくいくと、『マスカットボア』というケーキ屋が見えてきた。母が「なつかしいからここでケーキを買っていこうか」といったので、信号を渡って自転車を止めた。久しぶりに自転車から降りた気分だった。お土産を買って、いよいよ最後の上り坂へ。さすがに自転車は押して歩いた。見慣れた小学校と中学校を過ぎたところで、心配した祖父(M,MAN)からメールが入っていたので、「あと1条で着くよ」と返信した。最後の上りで汗をかいた。バス停を通り越して、右に曲がり、神社の前を通り目的地が見えてきたら、祖父が外で待っていてくれた。到着!約2時間。とても充実した気分だった。



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