昨日、父親が世話になってるデイサービスの人から電話がありまして

仕事が終わるちょっと前、16時40分頃

「お父さんと連絡が取れないんです~、大丈夫でしょうかぁ~」

と、いきなり言われても

こっちも仕事で遠いところにいるわけだし、適当に返事をして17時で帰宅に

うちの父親は昭和10年生まれでして、戦前戦中、戦後の貴重な経験をしています

子供の頃は正月に親戚が集まると昔話に花が咲くわけなんですが全部貴重な話ばっかりだったんですよね


南の島へ部隊で行ったときに、食べるものが無くなって、原住民に鏡の破片を渡して食料と交換したとかいろいろ

うちはずーっと神戸なんで、大空襲の話もありましたね


父親は88歳ということで、心のなかではそろそろということで心の準備は出来てはいるというものの、何かあれば


とうとう来たか


みたいな心境になりますね

神戸ですから、大震災もありましていろんな思い出があるわけです帰宅する電車のなかでいろいろと考えるんですね

今の自分の気持ちを考えると、やはり長生きはしないといけないな

そう思うように

大往生で逝ってもらえると言うほど悲しくはない

ま、それを理想とはしても自分の最後は自分ではなかなかわからんものです

いろいろとあればあるほど懐かしい


誰でも大事なことってあるじゃないですか

そういうのって、僕の場合は誰にも言わない

感謝することでも嬉しいことでも

ま、いろいろとありましたね


で、帰宅すると父親がニコニコしてまして

生きてました(笑)

デイサービスの人の早とちりということで

日曜日が父の日だったでしょう

僕は父親に父の日、ありがとうとは言わないんですよ

それを言っちゃうと区切りができるような気がして言わないんですよ

父親との最後のお別れになるような

なので、言わずに普通の会話で

まだまだ来年もあるんだよ

そういう希望を持ちながらのことですね


ま、でも88歳ですのでね

うちの父親は自分の子供の頃からの親友がガンで亡くなってから煙草をキッパリと止めたんですよね

元々、血液型がO型なので脳の病気、心臓の病気にはかかりにくいんですけどね

ま、亡くなる前には最後のなんとかで元気になるとも聞いていますので


昨日はなんか予行演習っぽくなりましたが

個人的にはちょっと心拍数が上がった日でした