ちょっとブログ記事が前後して申し訳ないんですが、こないだの土曜日

「ベルリン天使の詩」

キチンと観てきました

ちょっと、朝に迷いがありまして、「パーフェクトデイズ」か、「ベルリン天使の詩」のどちらを観ようかと悩んで、やっぱり「ベルリン天使の詩」だなということで行ってきた次第です

前回、ベルリン天使の詩を観に行ったときに寝てしまって

でも、途中からでも大体わかりましたとのブログを書いたんですが、実際は


最初から寝てましたね(笑)

ヴェンダース監督、スミマセンでした

ヴェンダース監督、日本が好きなんですね

日本人も出てきましたし、日本語でのライブ会場での呟きもありました

サーカスで踊る女性の部屋に浮世絵っぽい物も飾られてました


結論から言うと、僕の人生の映画を観た中でベスト10に入っちゃう、そんな作品でした

映画を観てる最中に、いろいろ考えたりもして

ベルリン天使の詩の中に図書館が出てくるんですけど

あの設定は、図書館にいるいろんな人の心の想いを出すだけではなく

図書館=いろんな人の集まりを表現してるんでしょうね

本屋とか図書館は、普段僕が言うんですけど


人間に上も下も無いよ

何を知ってるから上で、これを知ってても上ではない

物事の順位なんか社会の標準、基準はないんですから

みんな、勝手に物事の順位を決めてしまって、誰が偉いとか偉くないとかを決めて

勝手に喜んだり落ち込んだりしてるんじゃないの?

そんなことを表現してるかのようでした


最後に天使が人間の世界に入るんですが、天使は人間の毎日の悩みごとなどを聞いていたにも関わらず、そんな世界に天使を辞めて人間になっていく


そこまでしても入っていく人間の世界は素晴らしいもんだよ

というメッセージ

温度を感じる、痛みを感じる、味を感じる、恋心を抱く、

ヴェンダース監督は、惰性で生きていってるような人間に


いやいや、もっと自分と向き合ってみて!

素晴らしいじゃないか

何かに振り回されてないかい?

大切な人生の時間を無駄にしてないかい?

僕らのいる世界は素晴らしい世界なんだよ!


そんなメッセージが込められてる「ベルリン天使の詩」


なんか、僕が普段から偉そうに(笑)言ってることが、間違って無いんだな

そんな感情も湧いてきましたね

いろんなものとふれあう

急いでいる、ゆったりする、焦る、だらだらする

これもコミュニケーション

時間とのコミュニケーションですね


天使は人間の心は読めても、人間とふれあうことはできない

天使を辞めた元天使は、人間とふれあうことはできるが天使とはふれあうことはできない

こういう設定もヴェンダース監督


人間はみんな完璧じゃ無いんだよ

そんなメッセージが込められてる

最後に主人公の天使が天使を辞めて人間との恋に落ちる


映画「スモーク」でも、人間を表現してるんですが

タバコのように人間は生きてるときには熱く燃える

でも、時間が来れば灰になり煙となって消えていく


ヴェンダース監督、今の生きてる時間と向き合って

自分と向き合って

素晴らしいじゃないか

時間を無駄にしちゃダメだよ


「ベルリン天使の詩」

僕なりの解釈をしてみました


僕自身、1995年1月17日の阪神淡路大震災で、今まで向き合ってなかった自分と向き合って

いろんなものとコミュニケーションして

それから偶然か必然か、神戸製鋼の平尾誠二さんと出会し、キチンとコミュニケーションを学ぶ場に出会し、もしかして今ってチャンスなのかも?と思いコミュニケーションの場に飛び込んで

現在に至ってるんですが


2024年AIで、何でもかんでもある程度の知識、情報は手に入れることができるようになり

一瞬で地球の裏側とコミュニケーションできるようになり


一番大切なのは、「人間力」

そんな時代に入りましたね