土曜日は映画「彼方の閃光」を観てきました

眞栄田郷敦主演ですね

彼は、小さい頃に真剣佑と家族でテレビに出てたのが懐かしいというかあっという間ですか

あの頃の子供たちが大きくなったもんだと

千葉真一さんは亡くなってしまいましたが、凄い子供を残したもんだ

そう思いましたね


映画を観る前は、やはり予告編、解説なんかを見たり読んだりしてから

実際に観るかどうかを決めるんですが

「彼方の閃光」

誰にでも当てはまる人間の本質に問いかける映画でしたね

簡単に言っちゃうと、昨年観ました「スモーク」とか「パーフェクトデイズ」のような問いかけに近い作品ではありました

ちょっとゲイのシーンだけは短絡的に取り入れたような気もしますが


2時間40分超える長い映画だったんですが、この内容ですと2時間じゃ収まりきらんだろうと


僕の場合は、レビューをするときに、難しい表現はしないんです

面白い

観て欲しい

楽しい

とかの簡単な表現ですね


受け取る人の自由ですしね

最初に枠を嵌めたくない


長い映画だったんですが、沖縄の人のいつも踊る理由というのが自分なりにわかったというか

自分だけの答えなんですがわかったというか


長崎の原爆、沖縄の内戦


そこからの目が見えなくなってた少年が手術によって見えるようになって

見えるんですが、色は識別できない白黒の世界

その青年が月日が経って色を認識できるようになるという表現を

うまく今の社会に織り込んでる作品ですね


実際に、日本における戦争というもの

そこに問いかけをしてるような作品ですね


現実は大きく複雑なんで、映画に出てくる事実でも、それは日本における一片の出来事に過ぎない

それほどの大きな影響があった戦争なんですよね

今の生きてる僕らが向き合う作業が求められてる


宮崎駿も過去があるから今がある

その過去は消せないし、過去があったから今があることの問題から

逃げようとしてるような人に立ちはだかる壁を作ってるような


彼方の閃光

最後に白黒の世界しかわからんかった男性が色を認識できるようになる


僕自身はまだ子供の頃、戦争に行っていたおじさんからいろいろ直接話を聞いていた世代ではある


人間誰でも80年そこそこ

社会背景はどうあれ

自分の人生

どう生きるか?

逃げようが向き合おうが同じ時間しか使えない

中身が濃い、薄い

どっちでもいい


君たちはどう生きるか

2024年

人間を篩にかけて選別しようとしてるのかも知れないな

真剣佑も郷敦も立派になったなぁ


ちなみにパンフレットが2860円しました