堂森の無苦庵から見て
西の方角に
太郎兵衛(たろべい)という
旧家の豪農の屋敷が在りました。
慶次郎殿逸話にもなってますね!!
太郎兵衛が豪邸を建て
その新築祝いに招かれた慶次郎殿は
家内安全と家門隆昌を願って
一同の前で
慶次郎流新宅祝いをして見せました。
斧を持って来させ
その斧で立派でピカピカな
床柱に思いっ切り振り下ろし
大きな傷を付けてしまいました><;
太郎兵衛さん@@;
ごしゃいだべなぁ~~~
(怒ったろうなぁ~~)
ここで
慶次郎殿は静かに話し出し
太郎兵衛はこの家を建てるにあたり
コツコツ貯め込んで
ようやく念願叶って出来た家だ。
肝心な事は
「すべて世の中は満月のように
満つれば欠ける事は物の道理
である」
家を新築した位で満足してはならぬ
それで安心したならば
後は運が傾き
災難ゃ不幸が後々降りかかってくるもの
決して思い上がったり有頂天に成らず
上段の床の間の
この傷を見て日々精進を積むことこそ
太郎兵衛家の家内安全・家門隆昌の
祈願の基であると言って
一同を戒めた慶次郎殿の逸話です。
その太郎兵衛屋敷跡は
農地改良が行なわれ
田んぼになって
面影は無くなってます><;
奥の林は無苦庵の
後ろ側まで続き当時は
慶次清水が在る林だったと思います。
この林を貫けて
この林の道に成ります^^。
今から
410年前・・・・・・・
想像付きませんが
大自然の真っ只中に
慶次郎殿は
力強く生きてたんですね^^。