前田です、


前回の
「コーチングスキルの要諦」
の続きで

今日は

★コーチング5大スキル
その1『傾聴』★

について、

普通のスクールに通えば
2~3ヶ月かけてじっくり
学んでいく内容のエッセンスを、
凝縮してお伝えします。


「えっ、それって内容が超薄いんじゃ?」


と思われたかもしれませんが、
決してそんなことはなくて、、

本質さえわかれば、あとは
実践ベースで身についていくので

かなり濃い情報だと断言できます。


『本質さえわかればできる』

というのは
どういうことかというと、
人間の思考のフレームで
1つ大きなフレームから見ると

もっとわかりやすく、色んな
同意義の言葉でいくつか表せば

レイヤーを1個、2個…上げると
次元を、、1段、2段…上昇すると
抽象度を、1つ、2つ…登ると

わずかな情報量からでも
全体が見えるため、情報の空間を
全体的に認識、把握できるので

本質さえ押さえれば
他者の2倍、3倍、、と
大幅にショートカットできる
というわけです。



なので、今回から全5回に渡り
コーチングの基本中の基本となる
「5大スキルの本質」を
1つずつお伝えしていくのですが、

まずは1回目、今回は
コーチング5大スキルの中でも
最も基礎となるのにも関わらず、
多くの人が軽視している
『傾聴』から順番にお伝えしていきます。


まず、ここで疑問に思う
必要があることとして

”なぜ、基礎であるのにも関わらず
軽視されているのか?”

について。

これは、僕らが日々
”周りの人との会話の中で
ごく当たり前にやってる”ために

「話を聞くのなんて簡単に出来てるよ?」

思ってしまうからなんですね。


もちろん、普通の会話をする際に
”聞いて”いるのには違いないと思います。

ですが、必ずしも
”聴いて”いるか?
は、わかりません。


僕の主観でいうと、ほとんどの人は
”聴いて”おらず、そのために
色んな人間関係の問題、軋轢が
起こっているように思えます。


ここまで聞いていて、
ある疑問がでてきませんでしたか?


「えっ、話を ”聞く” と
話を ”聴く”って
何か違いでもあるの?」


そうです。
”聞く” のと ”聴く”のでは
極めて大きな差があります。


==============
では、なぜ『聞く』ではなく
『聴く』=『傾聴』が必要なのか?
==============

という疑問が、ここでまた
出てくると思いますが…

これは、メリットデメリットで
観ていくと凄くわかりやすいです。



では、”聴く”ことで
どういうメリットがあり
ただ ”聞く”(聴かないこと)で
どんなデメリットが生じるのか?

というのは、細かく分けると
20以上の理由を
あげつらうことができますが

それらを包括した本質を
ズバッと、お伝えします。


本質的はなにかというと、

★オートクラインが
起こるか?起こらないか?★

この一点につきます。

・・・
・・・
・・・


「ん、オートクラインって何ですか?」

ですよね(笑)


オートクラインというのは
”人間の脳内で起こる内省対話のループ”
のことですが

もう少しわかりやすく表現すると

★★★★★★★★★★★

自分が話したことばの内容を
自分で聞くことによって、
自分が考えていたことに気づくこと。

★★★★★★★★★★★

これが、オートクラインです。

オートクラインによって
新たなひらめきや解決策が
自分の中から生み出されます。

そしてここで重要
なことですが、

なぜ、オートクラインが
大切なのか?というのは

人間の脳は、構造上

”人から言われて”
ではなく、

”自分の中から生まれてきた”
ものしか、

100%納得できないし、
納得できなければ、
どんなにタメになる
良い情報を人から聞いても
行動しないからです。


そう、、
自身から生まれた思考でないと
人はなかなか行動しないわけです。

なので、相手に行動を
変えてもらうためにも、

傾聴を徹底的にやって
オートクラインを
起こしていく必要があります。


「なるほど、そういうことね!」

「でも一体、「傾聴」って
どうやってやればいいの?」


というのは、
これはひとことで表すと

「相手の話を積極的に聴ききること」

以上!!!

・・・
・・・
・・・

なんですが、、、

これだけではあまり親切な
回答ではありませんね(笑)

なので、
もう少し具体的にすると

★★★★★★★★★★★

相手の発言の、言葉尻だけでなく
”非言語”で発する情報や
”背景情報”にまで意識をもっていく

★★★★★★★★★★★

ということです。

「え、そんなことできるの?」

と思われたかもしれませんが、
実は、僕たちもふだん
無意識でできているとき
があります。


それは、、、
同棲異性問わず
・本当に大切な人
・本当に大好きな人
・お互いに超仲良しで何でも話せる人

と、特に大事な会話をしている時には
自然とできてしまっています。

この理由は脳内に関する
かなり専門的な話になるので
今回は割愛しますが

ようするに
その”無意識”にできている
ことを常に、
”意識的”にやればよいわけですね。


==============
では、何を意識的にやるのか?
==============


というのは、

以下のこと注意しながら
相手の話を聴く、ということです。


(これ、最重要のノウハウです)

★★★★★★★★★★★

・表情 ・視線、目線
・態度、体の動き (ボディランゲージ)
・声のトーン、大きさ
・話すスピード ・距離

★★★★★★★★★★★


「おお、結構多いなぁ」

と思われたかもしれせんが
全てをカンペキにやる必要ないので
安心してください。


1つ、2つ意識するだけでも
相手の非言語で発する情報を
読み取ることができるようになります。


そして、日々そういった意識を持って
話を聴き続けていると、こちらも
歯磨きレベルで無意識にできるように
なってくるので、より多くのことに
意識を向けられるようになってきます。



なので、まずは今日から、
身近な人たちからでよいので
(親、兄弟、友達や仲間、同僚、知人etc…)


会話をするときに『傾聴』を
意識をして話を聴いてみてください。







はい、『傾聴』について
お伝えすることは以上になります。

いかがでしたでしょうか?
使ってみたくなりましたか?

ぜひ、あなたのこれからの
会話、そして人生に
活用していただければ

僕もお伝えした
甲斐があったなぁ、

と思いますので、どんどん
日々の会話の中で
意識して使ってもらえると
大変嬉しいです。


実際にやってみて
わからない点があれば
遠慮なく質問して下さい。


そして次回は

第2のスキル
『質問』についてお伝えします。


傾聴と質問ができるようになれば
まずは、簡易的なコーチングが
できるようになるほど
『質問』の威力はハンパじゃないので
次回も楽しみにしていてください。




前田永世