◆朝里川温泉スキー場
レース会場へ続く
鉄の階段…。
MAXで板5台に
リュック背負って
上がったことも
ありました。
理利のレースを
応援できるのも
今日で最後。
俺の中では
最後のレース観戦、
俺が見れる
理利の
最後のレース。
◆でも、なんだろう…
不思議と寂しさはない。
悲壮感も
ありませんでした。
やっぱり3年前。
理利を
小樽に送り出したとき、
俺はそこで
綺麗さっぱり、
割り切れたんだと思う。
俺の役割はもう終わり。
あとは自分で
何とかしろって。
良い結果も、
逆の結果も。
◆最後、
理利が俺の前で
カッコ良く
「勝利」
を見せたい気持ちは
痛いほど
伝わってきました。
もう何年も
勝ってないからね…
最後に優勝したのは
それこそ
3年前の朝里の
ユースレースじゃ
なかったかな?
◆勝ちたかったと
思うけど、
1本目2位から
2本目
まさかの
4位転落。
15シーズン。
200戦以上、
滑って来た。
俺の前で滑った
最後のレースは
悔しい結果に
終わりました。
◆この15シーズン、
本当に色んな事が
ありました。
良いことも、
悔しいことも。
割合を示したら
良いこと1%
悔しいこと、
思いどおりに
ならないこと、
99%。
で、俺が実際に
滑るわけじゃないので
本当に
腹立たしい
思いをしながら
いつもいつも
過ごしていました。
◆けど、
この15シーズンで
理利が与えてくれた
1%の感動は
俺にとっては
何よりも特別で
感動を与えてくれた
特別な時間でした。
音威子府とか
和寒とか
田舎の小さな
ローカルレースでの
優勝を目指して
滑りだしてから、
北海道レースで勝ち、
本気で
オリンピック金メダル
を
目指した時期も
ありました。
◆でも理利の目の前には
次から次に強敵が
登場し、
勝つために、
負けないために、
必至で戦いました。
でも、いつの間にか、
目の前にいた
ライバルたちに
追い付くどころか、
後から来た選手たちに
追い越されていました。
◆俺が見てあげれるレース。
厳しいことも
たくさん言いました。
俺と一緒に居たころは
あり得ないほど、
厳しい練習もしました。
夏も冬も
死ぬほど練習しました。
それも全て、
もう終わりです。
◆悔しい思いを
しないために…
いや全ては
勝つために。
世界で一番になるために!
それは3年前以前の
過去記事に
たくさん思いを込めて
書いてあります。
◆この15シーズン。
俺みたいな
短気で
ワガママで
自分が1番の人間が、
理利のために
歯を食いしばって
よく耐えたと思います。
『我慢できるうちは
我慢した方が良い。』
よく、言われました。
◆この前、
ぼんやり
ラジオを
聞いていると
こんな話が
流れてきました。
子供は放っておいても
成長します。
親の心配をよそに
周りが育ててくれて
勝手に成長し、
親が居なくても
子供はいつか
大人になります。
でも、
親は子供にたくさんの
時間とお金、
愛情を注いで、
悩まされ、困らせれ、
色んな思いをしながら、
その経験を通じて
初めて子供から
本当の親に
してもらうそうです。
今日、理利が生まれて
18年目にして
俺は自信を持って
胸を張って
理利の父親に
なれた気がします!
◆弱いくせに、
一人で何もできないくせに、
生意気なことばかり言って、
俺を困らせましたね。笑
でも、
俺にとっては
最後の最後まで、
一生懸命頑張ってくれた
期待を裏切らない
勝ち気で
頑張り屋さんの
可愛い娘でした。笑
◆悔し涙を流すことは
決して悪いことでは
ありません。
涙の量は
理利が頑張った
努力の証です。
涙を拭いて、
立ちあがり、
前を向いて
笑顔になり、
いつか今日の涙を
自分の強さに
変えてください。
◆俺もたくさんの
悔し涙を流して来たから、
理利とここまで
頑張れたんだと
思います。
◆たくさんの夢と感動、
特別な時間をありがとう。
理利がいつか母親になり、
子供たちに
たくさんの愛情を注げる
優しいママになれたとき、
何でも良いから
スポーツの世界で
戦う姿を見たとき、
その結果を
理利が母親として
優しい気持ちで
受け入れるとき、
初めて今日の
俺の気持ちが
わかると思います。
◆結果はともかく、
この二日間で
理利は
GS&SL
全国大会出場を
決めました。
戦績を振り返れば、
中学1年生から
高校3年生まで
GS&SL
6年連続で
2種目共に
パーフェクトで
全国大会へ出場する
「北の雄」
冷静に振り返れば、
こんなビッグチャンスを
手に入れている選手は
やっぱり
なかなか
いないのです。笑
◆理利と積み重ねてきた
この経験、
このブログ記事、
いつかドラマか
映画にしてもらって、
俺は一獲千金☆
大金持ちの
スーパースターに
なるからな☆
俺役の主人公は
市原隼人!笑
理利役は誰かな?笑
英恋役は誰かな?笑
◆これからも
馬鹿でも良いから
馬鹿しか描けない
デカい夢を持って生きよう!
◆あと1回!
チャンスはある!
来月のインターハイは
携帯速報での
応援になります。
理利劇場
『最終回』
日本一になるのは
もはや奇跡かも
しれないけど、
それでも何か
『奇跡』
を
起こしてくれる
気がするのです!笑
◆理利が
小学1年生で
初めてキロロで、
スポーツハウスカップ
決勝大会で
『奇跡』
と言われた
あのレースを制して
優勝を決めたとき、
俺はトイレに隠れて
泣いていました…。
◆最後のインターハイ
無冠のヒロインを
返上に行く最後の
チャンスだな!
もう一度、
俺がトイレから
出て来れないくらい
号泣させてくれや…
永遠のスーパースター
無冠のヒロインへ…
◆小樽双葉高校スキー部
玉川監督、後藤コーチ、
選手のみんな、
応援の父兄の皆様、
お疲れ様でした☆