祖父、1914年(大正3年6月3日)-1995年(平成7年1月20日)。岐阜県多治見市出身。



1975年(昭和50年)愛知県尾張旭市渋川神社にて撮影。左端に立っているのが祖父である。当時61歳。

戦前と戦中は各女学校の軍事教諭だったが、赴任先だった当時の校長達と軍事教育方針による意見の相違から祖父が反発して、着任から半年で退職を繰り返していたらしいが、戦後も一貫として戦争回避の是非による賛否両論と、戦争は失敗だったと訴え続けた。更に昭和天皇が第二次世界大戦の主たる戦犯者だと話していた。

戦後は、愛知県尾張旭市内の陶器会社に就職。工長まで務めた。仕事に対しては厳しく、取り分け、規律や習慣には特に厳しかった。

一方で家庭内でも、其の威厳を保っていた。近所の子ども達が悪いことをすれば、他人の子に対しても厳しく注意をして平手打ちをする程だった。

時は流れて、私が高校卒業した30年前の1991年(平成3年)に会社へ就職をした際に次の言葉を私に投げ掛け、私に考えをするように促していた。

「直貴?。出世は自ら率先してするものでない。そういう助平根性を出したら録な目に遭わないぞ。」

あれから30年が経って、今年で48歳。当時の言葉の重さが染々と分かるようになった。とかく、最近の若い方は義務も果たさず権利ばかりを主張はするが、直ぐに誰かに頼って、都合が悪ければ他人の責任に擦り付ける様に、甘えん坊が多すぎる。今日の大学入試センター試験でも然別。

何が、「親に車で乗せてもらった」だ?
自分の事だ。テメエの事ぐらい、テメエで片付けろと言いたい。ところで、来年から、18歳成人へと民法による法改正施行が行われる。要するに数え年15歳で立志。18歳で大人扱いである。今後、保護者は子どもを崖から突き落とさなければ行けない。
最終的には、日本の自衛隊も防衛軍に昇格させて、健常者に障害者。男女関係なく徴兵制を復活させた方が良い。

前田 直貴