愛知県尾張旭市市政施行50年記念に寄せて。その1
昨今何処の自治体に於いても、障がい者地域自立支援協議会のホームページはあって当然だが、尾張旭市だけは無い。旧措置制度の時代から、尾張旭市の福祉行政については何等か不透明感がある。
情報公開に基づいて、しっかりと福祉政策についてオープンにして頂けなければ一部の社会福祉法人だけが一人勝ちになる。況してや、市から配分された税金で飲み食いをされては困るし、それが明るみに出たら怒りを覚えて呆れ果てる。その一方、尾張旭市の障がい者社会福祉法人は、1983年(昭和58年)から1991年(平成3年)頃まで、尾張旭市の公共事業の中に於いて障がい者施設を運営をしていた経緯があるらしい。そこで市側や法人側は口を絶やさず、「経験と実績」を掲げているが、それは大きな間違いである。
今、現実的に置かれた障がい者政策と障がい者個々が持つ特性の他に、障がい者福祉サービスを照らし合わせながら、時代に沿う形の自立支援サービスをしなければ尾張旭市の福祉行政は時期的にパンクする。従って、早期に自立支援協議会の会議が行われましたという断片的な情報は要らないから、ホームページを作成して、障がい者の状況と障害支援サービス内容の現状を公開して頂かないと、一番困るのは、行き場を失いつつある障がい者とその家族ではないかと思う。
この場で発言するが、名古屋市側の社会福祉法人手を繋ぐ育成会は他所の自治体にまで口出しはしないから、名古屋市各区にある基幹型地域支援包括センターの相談支援員(社会福祉士)と忖度をすれば良いと考えている筈である。
私は一ヘルパーさんだからこれ以上は何も発言しない。
前田 直貴