私が小学校4年生の頃。1982年(昭和57年)4月に開校した愛知県尾張旭市立三郷小学校。東栄小学校に1年生から3年生の頃まで、当時住んでいた尾張旭市にある自宅から30分も掛けて歩いた自信からなのかは不明だが、歩く事に関しては何らか不自由はない。寧ろ、三郷小学校に移転をしてからは、徒歩15分で到着していたから、物足りない気分だった覚えはある。走る人

一方で、開校してから今年で39年。来年は節目の40年を迎えようとしている。記念式については、コロナウイルスによる影響で如何なる形式で執り行われるかは不明であるが、私をはじめとする卒業生一人一人が母校に何等かの思い出があるから、是非とも簡素な中でも卒業生、皆で開校40年を祝いたい。

私の思い出と言えば、やはり成長過程については他の友人と比較をしても決して早い方ではなかったが、先生方による懸命な指導によって遅延ながら確かな成長があった。取り分け小学6年生の水泳記録会では、初めて平泳ぎを25メートルを泳ぎきったことについては未だ鮮明に覚えている。泳げたことよりも仲間達の盛大な拍手と、一人の友人が私の手を繋ぎながら「良く頑張ったな!」と笑顔で誉められたこと。これには普段から涙を見せない私も人目を憚らず感涙を流した。

「練習は嘘を付かない。やればできる。」

ことを証明した形だった。ニコニコ



画像は2001年(平成13年)に当時の自宅に届いた記念誌である。開校当時とは違って街並みの風景も一新した。
 


画像は卒業式の日に当時の校長先生から直接手渡して頂いた卒業証書である。
手渡す時に、校長先生からの言葉を思い出す。

「卒業証書。前田直貴、以下同文。頑張れよ!」

と満面の笑みで言って頂いた校長先生も今では故人になられた。
当時の校長先生による面白い談話がある。

保護者「地元の水野先生ですか?」
水野校長「いいえ。私は守山区の水野です。」




開校当時から校区内に住んでいる地域住民の方々による協力は元より、子ども達の元気な挨拶や屈折が無い素直で明るい子ども達の姿勢は目を細めるばかりだ。ニコニコ

今後も尾張旭市立三郷小学校の更なる発展と地域の関係性が存続することを願っている。

「三郷小よ永遠なれ!」

前田 直貴