安倍晋三政権が退陣をする前後から、特に著名人の不幸なニュースが連日に渡ってマスコミを通じて流れている。

政治と著名人の密接な関係もなきしもあらずだろう。
著名人が政権に対してモノを言うなら、ネットワークでは喚き散らす老若男女の

老障ならぬ、老害者。

が最近際立っている。その一方で、1986年に歌手の岡田有希子さんが自殺をした際に時の文部大臣だった海部俊樹氏(元自由民主党総裁内閣総理大臣)が自殺の撲滅と、ファンの後追い自殺を止めるよう国民に問いただした程の社会問題になったが、今の時代ではそういう動きすらない。

この問題は正しく異常であって、変である。昨今、ネットワーク上では一方的に言いたいことを言える自由がある。しかしながら、言い過ぎた結果、自殺に追い込まれた事実もある。

これを普通の出来事。と捉えるなら、日本は本当に御仕舞いな国になりさがる。もう少し、不正に立ち向かう勇気を持って発言をするべき点は発言をしなければならない。自殺や死亡までもが自己責任。自助が足りないからと言うなら、それこそ暴論である。

前田 直貴