人間も動物の一種である。物を欲しがったりしながら、欲求を満たす。動物ならば、ごく当たり前の行動と言えよう。

しかしながら、残念なことに欲求が抑えることが出来ずに、何とかしたくても、自身の中で抑えられない人を私は数多く見てきた。

だからと言って、欲求が満たされないから我儘を押し切って暴れましたっ!病院に連れて行かれて、今現在まで健常者で生活をしていたのが、明日からは障害者として生活をしていかなくてはならない。この苦しみは、本人でしか分からない。他人は知らない顔をして差別するか、隔離するだけだ。目に見える隔離ならば、障害者総合支援法の中にある、障害者差別禁止法や障害者虐待防止法に抵触するから、見えない所で障害者を精神的に追い込ませるであろう。
そして、廃人にして障害者就労移行施設に行く。何とも言えない屈辱を味わうこととなる。

話しは戻る。嗜好品が欲しいなら、決め事を作る方法がある。例えば、コーラーや、ケーキが欲しかったら、1ヶ月に一回。但し、何か良いことをした場合の褒美である。その反面、悪いことをしたら罰を与える。これを、行動療法の一つ。認知行動療法と言われている。

こういう療法は、体罰でも虐待でもない。この療法は、高齢者施設も次第に取り入れられる筈だ。理由は、時代の変遷の中で、高齢者も我儘な方々が増えてきたこと。暴れたら甘やかされるのでは無いか?と考える、団塊世代の高齢者が増えつつあるからだ。

前田直貴