指宿市役所で開催された南薩地区総合開発期成会(指宿市、南さつま市、南九州市、枕崎市)国道226号整備促進期成会(鹿児島市、指宿市、南さつま市、南九州市、枕崎市)JR指宿枕崎線輸送強化促進期成会(鹿児島市、指宿市、南九州市、枕崎市)の総会に出席しました。


それぞれこの地域が抱える課題を自治体間で共有し、国、県への要望として上げていく、昨年度の振り返りと今年度の活動の予定を協議しました。


限られた時間ではありましたが、それぞれの自治体の首長、議長が意見を交換、私は特に道路関係で国道270号線(枕崎市〜南さつま市〜日置市)にフォーカスして意見を述べました。


九州全体を俯瞰したとき、熊本へのTSMCの進出、長崎新幹線開業、福岡市の天神ビッグバンなどの熊本以北の動き、九州自動車道周辺部の物流拠点の新設ラッシュ、そして南九州西回り自動車道全線開通(水俣〜出水、阿久根〜川内水引)への動きを考えると、南九州道へのアクセスは重要なポイントとなります。


南九州道へは現在のところ谷山インター経由と、枕崎からそのまま北上する国道270号線がアクセス道路となりますが、今秋にはなんさつECOの杜(南薩地区衛生管理組合の新たなゴミ処理施設:南さつま市金峰高橋)の供用開始もあり、この国道270号線の整備強化は重要になります。


また、能登半島地震でも課題となった半島先端部の防災避難道路という意味からは長期的にはこの縦のラインの高規格道路(自動車専用道路)化も視野に入れる必要もあります。


そして、川内原発の避難道路の選択肢を増やすという点でも有用ではないかと考えます。


これまで南薩地域の道路整備として南薩縦貫道の機能強化、薩摩半島横断道路の事業着手など期成会でも上げておりますが、加えて国道270号を含む九州北部へのアクセスという視点も必要ではないかと考えたところです。


今年度も南薩地区各自治体、力を合わせて国、県への要望活動を行ってまいります。


枕崎市長 前田祝成