4月は、52週カレンダーについて。



 1年は365日、52週間と1日です。

 52週カレンダーとは、1年を1週間単位で区切るカレンダーで、商品の販売促進などを週単位で計画する時に活用するカレンダーとしてよく使われます。例えば、焼酎メーカーが商品の販売を伸ばすため、つまり売上を増やすために、商品を販売しているスーパーマーケットなどの小売店で売り方を工夫するなどする時に活用します。わかりやすいところでは、6月の第三日曜日が「父の日」です。今年の場合は、6月16日が「父の日」になります。「父の日」に商品の販売を伸ばすための販促策をその週(10日の月曜日から16日の日曜日)に集中して投下することになります。クリスマスやバレンタインデー、お盆、年末年始、運動会といった行事を中心に販促をかけるためにこの52週カレンダーは効果を発揮することとなります。

 このように1週間を一つの区切りとしているのは、生活者、つまり私たちの生活のサイクル、ライフサイクルが1週間をベースにしているためと言われています。確かに私たちの生活を振り返ると月曜日に始まって日曜日に終わるサイクルを多くの人が過ごしています。そう考えると、1週間をどう過ごすか、ということは私たちの暮らしを充実させるためにも大切なことなのかもしれません。新年度が始まって、新しい環境で生活をスタートさせた方も多いと思います。この機会に、1週間の生活リズム、来年3月まで今年度の52週をどう過ごすかをイメージしてみてはどうでしょうか。その中に「頑張る1週間」や「リラックスする1週間」、「記念日のある特別な1週間」など、自分だけの52週カレンダーを作って自分の暮らしにメリハリをつけて、充実の1年を目指してみてはいかがでしょう。毎週、月曜日がやってくるのが楽しみになりますように。


枕崎市長 前田祝成