3月、球春について、野球シーズン到来です。



 球春(きゅうしゅん)とは、プロ野球のキャンプやオープン戦が開始される春の時期を言うそうです。ここ枕崎では、昨年から1月に韓国のジョンダム高校硬式野球部の皆さんが合宿に来てくださり、新春の1月がまさに球春到来ということになっています。

 今年も1月のチョンダム高校を皮切りに、青山学院大学(東京都)、周南公立大学(山口県)、東亜大学(山口県)、北海道大学の5つの学生硬式野球チームが枕崎市営野球場でキャンプを行なってくださいます。また今年は「薩摩おいどんカップ」という、この時期に南九州を中心にキャンプを行なっている大学、社会人、プロのチームのオープン戦が、ここ枕崎市でも開催され2月26日から3月5日までに4試合が実施されることとなっています。ハイレベルなプレーが枕崎の子どもたちにも大いに刺激になることでしょう。

 もうひとつ野球といえば、先月の広報まくらざきで紹介された女子硬式野球チーム「枕崎イグニス」も始動しました。ゼロからスタートしたこの新しい女子チームを市民の皆さんで盛り上げていただければ嬉しく思います。これからの女子野球の活躍も楽しみです。そして、もちろん枕崎の高校生、中学生、小学生の野球選手たちも新年度のシーズン、大会に向けて頑張って練習に励んでいます。次の大会に向かって頑張ってくれることと思います。

 先日、文化功労者顕彰を受けられた枕崎にもゆかりのあるCGアーティストの川口洋一郎先生(東京大学名誉教授)が講演の中で「アートは子どもたちに夢を与える役割がある」と述べられ、アートは人を幸せにすると話されていました。同じようにスポーツも、子どもたちに夢を与え、人々を幸せにする力があるのではないかと思います。

 枕崎に春の訪れを告げる「球春」を多くの子どもたちに楽しんもらいたいと思います。


枕崎市長 前田祝成