2月のコラムは、元旦に発生した能登半島地震について。


1日も早い被災地の復興をお祈りします。



 新しい年を迎えて正月の寿ぎの雰囲気も束の間、元旦の午後4時すぎ、能登半島を中心とした地域で大きな地震が発生しました。令和6年能登半島地震は、家屋倒壊や火災、津波等により多くの死傷者が発生し、今なお数万人が避難生活を余儀なくされている大変厳しい災害となりました。お亡くなりになられた方のご冥福を謹んでお祈り申し上げますとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。一日でも早く元の生活が取り戻せますよう、被災地の復旧復興を心からお祈り申し上げます。

 阪神淡路大震災から29年、中越地震から20年、東日本大震災から13年、熊本地震から8年、日本では10年以内に一度のペースで大きな被害をもたらす地震が発生していることになります。今後、発生が予想される「首都直下型地震」や「南海トラフ地震」など、私たちはしっかりとした備えをしておく必要があることは言うまでもありません。また、地震だけではなく、近年の気候変動等による豪雨や大型台風等への備えもしておく必要があります。

 今回の能登半島地震の発生を受けて、本市でも改めて避難路としての道路網や港湾の強靭性、ライフラインの強靭性や災害発生時の要支援者の把握など、今回の震災で課題となった案件について改めて検証していくことを確認しました。平成5年に発生した豪雨災害以降、本市では災害に強いまちづくりを目指して、インフラ整備を進めてきましたが、改めてさまざまな視点から国土強靭化を進めていく必要があると感じています。起こりうるリスクと、優先度をしっかりと見極めて効果のある対策を進めてまいります。

 改めて、今回の能登半島地震で被災された皆様にお見舞い申し上げます。なお、本市では市役所正面玄関に令和6年能登半島地震災害義援金箱を設置しています。市民の皆様のご支援ご協力をよろしくお願いいたします。


枕崎市長 前田祝成