本日、枕崎市議会12月定例会が開会しました。


本会議で行政報告を行いました。


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 令和五年第5回枕崎市議会定例会の開会に当たりまして、行政報告を申し上げます。


 10月14日から16日までの3日間、特別国体「燃ゆる感動かごしま国体なぎなた競技会」が本市総合体育館で開催されました。開催に当たり多くの御協力をいただきました、佐賀県や滋賀県を始めとした後催県、全日本なぎなた連盟、県なぎなた連盟、国体実行委員、そしてボランティアの皆さんに、改めて御礼申し上げます。

 鹿児島県なぎなたチームは、成年女子の演技競技で栃木国体に続く2連覇を達成し、総合成績で沖縄県、大阪府に次ぐ3位の成績を収めることができました。競技会の初日には高円宮承子女王殿下のご臨席を賜り、また、鹿児島水産高校の教育現場を御視察いただきました。

 鹿児島県選手団の活躍もあり、素晴らしい国体となったことに心より感謝申し上げます。


 南溟館において10月末まで開催しました特別企画展「果ての鉄道展」は、期間中4,000人を超す来場者があり、好評のうちに終了いたしました。オープニングでは、南薩地域振興局長、JR九州執行役員鹿児島支店長などの御来賓をお招きし、本展覧会の企画統括の「株式会社イチバンセン」の川西社長によるギャラリートークなどを行いましたが、その後も、日本テレビ藤田大介アナウンサーをお招きしてのトークイベントや南溟館パフォーマンス広場でのミニSLの乗車会などの企画展を開催するなど、様々な企画展を通じて、地域公共交通の価値や課題を市民を始めとする多くの皆さんに発信することができました。

 また、11月19日には、南薩地域振興局の企画による、JR指宿枕崎線開業60周年の記念式典が枕崎駅前広場で開催されました。当日は特別列車の運行や駅前広場でのマルシェなどのイベントが開催され、賑わいを見せました。

 指宿枕崎線に関しまましては、昨日、JR九州の社長定例記者会見において、地方ローカル線における将来の地域交通のあり方に関する議論について述べられており、その中で、まず指宿枕崎線の指宿~枕崎間について、将来の地域公共交通のあり方について、地域の皆様と議論させていただきたい旨の発言がありました。

 これまでの沿線地域の利用促進への取組等をしっかりと振り返るとともに、将来の地域公共交通の在り方を検討していく機会と捉えて、前向きに議論を進めてまいりたいと考えています。


 新型コロナ5類移行後、様々な行事が再開されております。9月から10月にかけて市内の小中学校、高校において、運動会、体育祭が入場制限無しで開催され、文化祭や学習発表会などもコロナ禍以前のような形で開催され、児童生徒の活躍を保護者や地域の皆さんにお見せすることができました。創立150周年を迎えた枕崎小学校では、11月11日に記念式典が開催され、在校生はもちろん、多くの卒業生、PTA、教職員で創立150周年を祝いました。また、明治蔵の新酒まつり、豊年祭、農業祭も開催され、秋のイベントでは多くのお客様で賑わいました。


 11月に城山ホテル鹿児島で「ていねい・本物。枕崎フェア」と題し、本市の特産品を活用したメニューをホテルの各レストランやショップで展開する企画を実施しました。ホテルによりますと、お客様の評判も上々で、12月15日まで企画を延長するとのことであります。県内外の多くのお客様に本市の食のこだわりを紹介することができたのではないかと評価しているところです。


 市営野球場では、来年1月から3月にかけて、韓国のチョンダム高校硬式野球部や大学野球の強豪・青山学院大学硬式野球部など5チームの合宿が予定されております。今後も、スポーツ合宿誘致による関係人口の創出を図ってまいります。


 令和6年9月供用開始予定の(仮称)南薩地区新クリーンセンターの名称について、南薩地区衛生管理組合において公募しておりましたが、11月17日の組合協議会において、「なんさつECOの杜」に決定したとの報告があったところです。


 今年度から再開した「市長と語る会」ですが、10月以降、山口公民館での開催、瀬戸口公民館では宝寿庵、篭原、瀬戸口、中村、下園、西堀の皆さんと、また金山センターで、金山、田布川、木口屋の皆さんとの意見交換を重ねました。市民の皆さんから直接お伺いした市政に対する御意見や御要望は、今後の施策や来年度に向けた予算編成に役立ててまいります。


枕崎市長 前田祝成